2025.05.22

聞く調査ワークショップ開催のお知らせ

経済学科 准教授 赤石 秀之
経済学科 教授 佐藤 恵
経済学科 准教授 柴田 怜

 国士舘大学政経学部経済学科の基礎ゼミナール(赤石・佐藤・柴田)と帝京平成大学の庄司一也ゼミナールが連携し、持続可能な社会実現に向けた取組の一環として始動した合同SDGsプロジェクト『食品ロス対策の秘密を聞き出せ!』を開催します。本プロジェクトは、現場で実際に食品ロス対策に取り組む自治体、事業者、団体の多様な活動に密着し、成功の秘訣を明らかにすることを目的とした課題解決型学習(PBL)です。

 4つのゼミはそれぞれ、環境、経済、福祉、教育の専門的な視点から食品ロス問題を分析し、現場の「生の声」を丹念に拾い上げることで、課題解決の糸口を探っています。 
 このような背景のもと、本ワークショップでは、現場の声を的確に捉えるためのインタビュー技法を学び、実践的に体験することを目的としています。

ワークショップの概要

1.基礎講義(教員によるスライド説明)

・プロジェクトの目的と背景 

・「聞く」「メモる」「深掘る」「まとめる」など、インタビューの基本技法を解説 

2.守随佑果氏による特別講義

・守随さんは、幼稚園教諭や絵本プロモーション、保育園運営など幅広い現場経験を活かし、2018年よりグラフィックレコーダーとして活動されています。今回は、グラフィックレコーディングについて解説をした後、インタビューに向かうためのサポートとして、情報の整理や視点の持ち方についてお話しいただきます。

3.実践アクティビティ

・参加者同士でインタビューを行い、講義で学んだ技法を実践し、「聞く・メモる・深掘る・まとめる」の流れを通じ、聞く力を体験的に学び機会を設けます。

 

 このワークショップは、食品ロス問題に取り組む現場の声を的確に捉え、深く理解するための実践的な学びの場です。インタビューの技法を学び、実際に試しながら、情報の整理や伝え方の工夫を体験できます。また守随さんの豊富な経験と視点を通じて、聞く調査の重要性に触れる機会を得られる貴重なワークショップとなります。