21世紀アジア学部の沿革
1998(平成10)年7月に発足した国士舘将来構想審議会において、21世紀という新時代における国士舘像が検討され、将来構想の柱の一つとして、2002(平成14)年4月、21世紀アジア学部が町田キャンパス(旧鶴川キャンパス)に開設されました。建学の理念の現代的展開と、国士舘創設以来のアジアへの関心という2点を、アジアの時代である21世紀の時流の中で具体化し、アジアおよび世界で活躍できる人材の育成を目指す学部です。
「21世紀アジア学科」1学科のみの学部で、創設時は専門選択科目を「アジア地域デザインコース」、「21世紀日本理解コース」、「アジアビジネスコース」に分けて配置しました。特色ある教育課程として、国際人として日本の文化に対する十分な理解が持てるよう、空手・合気道・弓道などの武道と、茶道・華道・日本舞踊・日本の伝統音楽などの伝統文化に関する科目を開講しました。伝統文化実践の場として、学部創設時に竣工した30号館に、茶道室(修照庵)や華道室、舞踊実習室が設けられました。
その後、アジア諸国の急速な経済発展や国際社会の変化に対応するため、2006(平成18)年にカリキュラムを改正し、コース名称を「交流アジアコース」、「アジアビジネスコース」、「アジア探究コース」に変更しました。
また、平成から令和への時代の移り変わりや、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催による日本の国際化のさらなる進展に合わせるため、2019(平成31・令和元)年に再びカリキュラムを改正し、コース名称を「アジア社会コース」、「アジアビジネスコース」、「アジア文化コース」に変更しました。
学部設立時の理念を尊重しつつも、時代の変化に素早く対応することで、社会で活躍できる人材の育成が着実に行われています。