コース紹介

リレーエッセイ企画「卒業生の活躍について」

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本企画では、文学部の専任教員が「どんな専門なのか」「何が学べるのか」といった内容を中心に、受験生の皆さんへのメッセージを含めたショートエッセイを執筆しました。どうぞお楽しみください。

教育学科 教育学コース
子供達の命を守る教員になりたい

郡司 菜津美(ぐんじ なつみ)准教授(専門分野:教育心理学)

 2023年の春。教員生活4年目を迎える足羽由紀夫さん。
中学1年生で3.11を目の当たりにし「命を守るためには教育が重要だ」と教師を志しました。
3年生になって私のゼミに入ってからは、先輩、同輩、そして4年生になってからは後輩とも切磋琢磨する姿が印象的で、仲間に支えられて何度も練習した模擬授業が功を奏し、教員採用試験は一発合格でした。

 現在は川崎市の高等学校で、個性豊かな子供たちと学び合い、日々の授業に追われながらも充実した毎日を過ごしているように感じます。きっと大変なことも沢山あるのではないかなと思いながらも、定期的に行う対面・オンラインでの勉強会では
「どうしたらより良い生徒指導ができるだろう」
「教員としてもっと成長したい」と学び続けている姿がとても眩しいです。
これからも学校現場で活躍し続ける国士としての教員であってほしいなと心から応援しています。

  • ゼミ中の一コマ①ゼミ中の一コマ①
  • ゼミ中の一コマ①ゼミ中の一コマ②
  • 国士舘大学 現職教員の仲間との勉強会で現職教員の仲間との勉強会で

<2023年 8月 26日(土)掲載>

教育学科 初等教育コース
バックパッカーから指導主事へ

菱刈 晃夫(ひしかり てるお)教授(専門分野:教育学、教育思想史、道徳教育)

 2003年卒業の亀山高大(かめやま たかひろ)さん。現在は東京都教職員研修センターで指導主事として活躍中です。大学時代ははやぶさラグビー部に所属し、長期休みには沢木耕太郎の「深夜特急」に憧れてバックパッカーとして海外に長期旅行に出かけるという生活。大学1年生の2月に訪問したインドのブッダ・ガヤという村で激しい腹痛に襲われ、正露丸を何錠飲んでも治らず死にそうになっていたところ、日本語ができる隣村の村長さんに医者に連れて行っていただき助けられたそうです。翌日には自家製の焼酎で20歳の誕生日の祝杯をあげてもらったことが一番印象に残っているとのこと。

 大学3年生から卒研体育で中野先生に御指導を受け、一輪車や長縄等の実技を磨いたことが、後の授業での師範につながり、大変役にたったと述懐しています。わたし(菱刈)と亀山さんのお父さん―やはり素晴らしい方―とも23年以上の交流があります。小学校での教職経験を積み重ね、今では指導主事として東京都の教育管理職候補の先生方を対象とした研修の運営に当たります。都内の学校を訪問し、体育(保健体育)科の授業の指導・助言も行います。2023年4月から早稲田大学大学院教育学研究科に入学し、学校の「心理的安全性」をテーマに研究も進めています。今後の活躍にますます期待大です。

  • 亀山さん亀山さん

<2023年 8月 23日(水)掲載>

卒業研究での学びが現場での実践とつながる

山室 和也(やまむろ かずや)教授(専門分野:国語科教育学、文法教育)

 卒業研究国語の卒業生の多くが現在も小学校教員として活躍しています。小学校は中学校・高等学校のように教科担任制ではなく、全科(一部科目を除き)を担当するので、大学で国語の研究をしたからと言って、それを直接活かせるとは限りません。

 そのような中で今回紹介するのは、2013年に卒業した平田健士さんです。彼は大学在学中、神奈川ティーチャーズカレッジにも参加して積極的に活動していました。卒業後は神奈川県鎌倉市の小学校に着任。その後市内で2校経験したのちに、横浜国立大学附属横浜小学校に人事交流で異動し、国語の研究をすることになりました。国立大学附属小学校勤務ということで、内部の教育の充実と同時に外部の研究も公開し発信していく役割があります。その意味で仕事はかなり大変だったと言います。また、在任中は新型コロナウィルスの影響で、公開研究会も変則的な形でした。しかしながら、国語教育の名だたる先生方のご指導を直に受けるという貴重な経験をして、国語の指導力を磨くことができたのです。現在は、鎌倉市の別の小学校に異動して、現場の先生方に向けて国語の指導力向上の助言をする立場となり今後の活躍が期待されています。

 大学で国語を学んだことが直接的に活かせているわけではないのですが、国語を専門として現場の先生方に指導をしていく立場となって活躍してくれている姿はとても輝いています。

  • 平田さん平田さん

<2023年 8月 8日(火)掲載>

初等教育運動会を成功させた齋藤さんと窪田さんの活躍

河野 寛(かわの ひろし)教授(専門分野:応用健康科学、身体教育学、スポーツ科学)

 初等教育コースの河野です。今回紹介する卒業生は8年前に卒業した齋藤さんと窪田さん。2人はそれぞれ千葉県と埼玉県に小学校の教師として赴任しました。在学中から仲間からの信頼が厚かった2人は,教育現場で中堅教員として活躍しています。いつも子供たちのことを想い,どうすれば子供たちが健やかに成長できるかを日々模索し,それを教室の中で実践して行く。忙しく大変な日常でも,子どもたちの成長を日々感じながらそれを楽しみに,小学校の現場で輝います。近年2人とも結婚して,齋藤さんはお子さんも出産し,まさに充実した人生を送っています。

 そんな2人は8年前に行われた第33回初等教育運動会の実行委員長と副委員長。いろんな意見が飛び交う実行委員会をまとめ上げ,運動会を成功させました。それから8年の時を経て,今年は第36回初等教育運動会が行われます。卒業生の思いが連なる国士舘の伝統は,今年の夏も世田谷の地で燃え続けます。

  • 初等教育運動会での齋藤さん(左)と窪田さん(右)
  • 窪田さん窪田さん
  • 窪田さん窪田さん

<2023年 8月 4日(火)掲載>

異色のキャリアから小学校の教員に

菱刈 晃夫(ひしかり てるお)教授(専門分野:教育学、教育思想史、道徳教育)

 2019年卒業の水上祐真(みずかみ ゆうま)さんは、いま教員採用5年目。さいたま市で教員生活を元気に送っています。学校では安全教育主任もしています。卒業研究では道徳教育を専攻した水上さん。最初の出会いは1年生履修の「教育基礎論」でした。ずいぶん背が高くて、しかもハンサムでさわやか。聞くと、慶應義塾大学経済学部にストレート入学したにもかかわらず、小学校教員になりたくて本学にやってきたという変わり種。ふつうならまずありえないキャリアの持ち主です。

 何事も、できる学生を相手にすると教師はほんとうに楽です。ルックスのみならず頭も性格も、しかも声もよい水上さんに、わたしは日テレのアナウンサー試験を、冗談でもよいからうけるように命じました。すなおに実行に移した結果、見事、採用直前の最終面接まで進みます。福岡や名古屋の系列局でしたらすぐに採用です。が、惜しげもなく記念受験したまま、現在に至ります。結婚して公私ともに充実して大活躍中。今後がますます楽しみです。

  • 水上さん水上さん

<2023年 8月 1日(火)掲載>

史学地理学科 地理・環境コース
地図好きな学生が輝く!鈴木貴子さんのキャリア

加藤 幸治(かとう こうじ)教授(専門分野:経済地理学)

 地理・環境コース(当時は専攻)・2016年3月卒の鈴木貴子さんは,入学前から「地図が好き!」という地理・環境コースにありがち(!?)な学生のうちの一人で,現在は(株)ゼンリンで活躍中です.

 地理・環境コースには地図製作の専門家はいませんが,そうした技術等は理系大学や専門学校で学ぶべきもので,地理・環境コースでの学びは,地理や環境を考えるにあたって必要な地図・分かりやすい地図(主題図)とは?といったことを考えることに通じています.コンピュータソフトを作成する上では,プログラミング技術以上に,ユーザー目線に立ったソフトやアルゴリズムの設計も重要で,それには文系的観点も必要なことに似ています.急がば回れ!といったところ.

 鈴木さんも地理・環境専攻では経済地理学的視点から宿泊施設の立地を把握・考察するといったことを専門にしており,卒業論文の成果は『国士舘大学地理学報告』25にも掲載されています.

  • お店にてお店にて
  • 鈴木さんが製作にかかわった商品

<2023年 8月 26日(土)掲載>

観光業界への就職~最終面接での決め手

内田 順文(うちだ まさふみ)教授(専門分野:地理学)

 私の主要な研究テーマは地理的イメージですが、たとえば軽井沢のイメージやパリのイメージのように、観光地のイメージも研究対象としていることから、観光地理学の授業も担当しています。その関係から、ゼミでは観光(観光地理学)をテーマに卒論を書く学生が毎年数名おり、観光関連の業種に就職する学生もけっこういます。卒業後に研究室を訪ねてくれる学生もいたり、近所のJTBの窓口で元ゼミ生とばったり出合ったりして、その際にはいわゆるギョーカイの話をよく聞くのですが、そのとき複数の卒業生から聞いた話を紹介します。

 旅行代理店は昔から人気の就職先で、最終面接試験で早慶やGMARCHといった大学の学生と合格者の椅子を争うことになるというのはよくあるようです。その際に地理学を学んだということが大きなアピールポイントになり、とくに卒論で扱った観光現象について語ったことが採用につながったのではないか、と言うのです。たしかに志望者の多くが経済学部や法学部の学生という中で、地理を学んだこと自体が独自のアピールの方法になるというのはありそうな話です。もちろん最終面接に到達しなければ、地理学を学んだ特性を発揮することもできないので、採用試験の一次二次はまあしっかりと勉強してもらう必要はありますが。

ゼミ巡検は観光地へ行くことが多いです。ここは大阪梅田のお初天神

<2023年 8月 23日(水)掲載>

観光業界への就職~最終面接での決め手

内田 順文(うちだ まさふみ)教授(専門分野:地理学)

 私の主要な研究テーマは地理的イメージですが、たとえば軽井沢のイメージやパリのイメージのように、観光地のイメージも研究対象としていることから、観光地理学の授業も担当しています。その関係から、ゼミでは観光(観光地理学)をテーマに卒論を書く学生が毎年数名おり、観光関連の業種に就職する学生もけっこういます。卒業後に研究室を訪ねてくれる学生もいたり、近所のJTBの窓口で元ゼミ生とばったり出合ったりして、その際にはいわゆるギョーカイの話をよく聞くのですが、そのとき複数の卒業生から聞いた話を紹介します。

 旅行代理店は昔から人気の就職先で、最終面接試験で早慶やGMARCHといった大学の学生と合格者の椅子を争うことになるというのはよくあるようです。その際に地理学を学んだということが大きなアピールポイントになり、とくに卒論で扱った観光現象について語ったことが採用につながったのではないか、と言うのです。たしかに志望者の多くが経済学部や法学部の学生という中で、地理を学んだこと自体が独自のアピールの方法になるというのはありそうな話です。もちろん最終面接に到達しなければ、地理学を学んだ特性を発揮することもできないので、採用試験の一次二次はまあしっかりと勉強してもらう必要はありますが。

ゼミ巡検は観光地へ行くことが多いです。ここは大阪梅田のお初天神

<2023年 8月 23日(水)掲載>

生物地理の研究を生かした様ざまな進路の学生がいます:国立公園のレンジャーも!

磯谷 達宏(いそがい たつひろ)教授(専門分野:植生地理学、生態学、緑地計画論)

 地理・環境コースの卒業生は、流通や金融などの一般的な進路に進む人も多くいますが、コースの学びの特徴を生かした進路に進む人の数も、毎年かなりの数にのぼっています。

 磯谷ゼミの卒業生は、生物についての地理を卒業論文で研究するので、そのような特性を生かした進路に進む学生を数多く輩出してきました。環境調査会社で好きな生物を調べる仕事に就いた人、アウトドア・アクティビティーの会社のインストラクターになった人、市役所の環境政策課の職員になった人、大学院に進んで研究の道に進んだ人などが、ゼミから巣立ってきました。

 近年では、国家公務員試験に合格して環境省のレンジャーとして国立公園で活躍している卒業生もいます。4年生のときは卒業論文で、ブナ林についての興味深い発見のある研究を行っていました。地理・環境コースの「ニューズレター」にレンジャーの仕事の紹介文が掲載されていますので、よろしければご覧になってください。

<2023年 8月 8日(火)掲載>

専門を生かしたキャリアデザイン

長谷川 均(はせがわ ひとし)教授(専門分野:地形学)

 「せっかく地理や環境を学んだのだから、専門を生かしたキャリアデザインを考えてほしいな」と言い続けています。ゼミ生を見ると、そういう道を選んだ人と、そうでない人は、3:7くらいでしょうか。

 私が日本地理学会で企画専門委員をやっていた時、地理学の就職先を広げようという話になりました。それで作ったのが「地域調査士」と「GIS学術士」資格です。この時は、後に地理学会会長、理事長になる方、国土地理院長、ゼネコンの執行役員、中堅の官僚などの経験者など、地理出身で各方面で活躍している方々の強力なバックアップがありました。

 全国の地理系学科の中でも、本学は地理を生かした分野に就職する人の割合が高いです。即戦力になるようなことを意識して教えているわけではありませんが、地理・環境コースにはリテラシーだけでなくコンピテンシーの高い学生が多い結果かもしれませんね。

卒論生が調べたブナの森(山梨県松姫峠付近)

<2023年 8月 4日(火)掲載>

地理学の魅力を高校教員として伝える

桐越 仁美(きりこし ひとみ)講師(専門分野:地理学、アフリカ地域研究)

 2023年3月に卒業した白石黎さんは、現在、東京都立の高等学校にて地理歴史科教員として勤務しています。地理を担当しており、2022年から始まった必修科目の「地理総合」と選択科目の「地理探究」を教えています。地理を専門として学んでいた教員は校内で白石さんのみであることから、校内の地理に関する業務において中心的な役割を担っています。

 国士舘大学在籍時は、教員免許の取得と教員採用試験合格を目指し、大学の授業に関する勉強に加えて、採用試験に向けての勉強に励んでいました。また、地理に関わる授業を積極的に受講し、知識を身につける努力を欠かさなかったそうです。

 現在は、在学時に身につけた地理や地図についての基礎的な知識や考え方を活かした授業をおこなっています。また、地理学野外実習や卒論で蓄えた、物事を多角的・多面的にとらえて分析する力、そしてその結果を文章等で表現する力も、いろいろなシーンで活かされています。

  • 高校教員として活躍する白石さん高校教員として活躍する白石さん
  • 地理学野外実習Cで調査報告をおこなうゼミ生(右から4番目が白石さん)地理学野外実習Cで調査報告をおこなうゼミ生(右から4番目が白石さん)

<2023年 8月 1日(火)掲載>

文学科 日本文学・文化コース
日本語教育とボランティア活動、諫山望さんの多様な活動

中村 一夫(なかむら かずお)教授(専門分野:日本語学)

 諫山望さんは日本語学ゼミの2018年度卒業生です。卒業論文では日本語の待遇意識に関わるポライトネスについての論を為しました。その後、日本語教育について研究するため、本学大学院グローバルアジア研究科で研鑽を積みました。

 修了後は自身の研究テーマに関係する職に就きたいと考え、主に語学学習や日本語教育関係の教材を扱う出版社に就職し、書店営業のほか出荷・在庫管理や顧客対応などの業務で活躍しています。物事を俯瞰して見る目を持つ彼女は、学部や大学院で学んだ日本語や教育関係の知識を、業務のためのデータ収集や分析に大いに役立てているとのことです。

 学生の頃から取り組んでいるボランティア活動も継続しており、小学生から高校生までを対象とするスキーやスノーボード、自然活動などのプログラムの企画運営にも携わっているそうです。日本語学ゼミでもリーダーシップを発揮し、企画力や行動力を見せていた諫山さんらしい公私に亘る活躍を、頼もしく思っています。

<2023年 8月 26日(土)掲載>

在学時に培った傾聴力を活かして

倉持 長子(くらもち ながこ)講師(専門分野:日本文学)

 中世(倉持)ゼミの卒業生、竹内瑞稀さんの活躍をご紹介します。

 在学時の竹内さんは、持ち前の明るさとガッツで、『平家物語』における白拍子のジェンダーをテーマとする卒業研究に邁進していました。卒業後の現在は、新たな夢である児童福祉司を目指し、保育園で子どもたちの保育補助活動に携わりつつ、資格の勉強に奮闘する多忙な毎日を送っています。子どもたちの日常のお世話はもちろん、子どもたちに寄り添い、全力で一緒に遊ぶ中で、子どもたちに教わることも多いそうです。

 竹内さんは、日本文学・文化コースの学びの中で、相手がどのように考えているか、その声を聞き理解する「傾聴力」を養ったそうです。この力は子どもたち相手にもとても役に立っていて、子どもたちの「なんで?」攻撃にも、柔軟に対応できるようになった、と笑って話してくれました。将来はこの「傾聴力」を大いに活かし、子どもたちの幸せのためにさらに飛躍されることを願っています。

  • 卒業式のお母さまと竹内さん
  • 保育園で働く竹内さん

<2023年 8月 23日(水)掲載>

図書館で働くTさん

松野 敏之(まつの としゆき)教授(専門分野:中国思想・江戸儒学

学生生活の後半がコロナ禍となったTさんは、現在、板橋区のS図書館で働いている。苦労の末の就職である。大学時代のゼミでは要所において適切な発言をする。それは他の人の意見をしっかりと聴いているからであろう。

仕事で充実しているなと思うことについて訊いてみると、「窓口業務だけでなく、本の装丁や修理など本に関する様々な業務に関われること」、また「地域に密着した小さな図書館であるため、地元の人と関わる機会が多いこと」などを挙げた。奥ゆかしいTさんが、丁寧に図書館の仕事をしている姿が想像される。

卒業論文で扱ったのは、中国の怪奇小説を題材とした芥川龍之介の作品である。大学での学びが現在の仕事に活かされているとも言うが、実際には卒業後もTさん自身がさまざまなことを吸収しながら成長していったのだと思う。今後もTさんらしいやりかたで図書館を訪れる方々と関わっていくことを期待する。

<2023年 8月 8日(火)掲載>

松野彩ゼミ卒業生Aさんの軌跡

松野 彩(まつの あや)准教授(専門分野:日本古典文学)

松野彩ゼミ(平安時代の文学・文化を研究)の卒業生にはさまざまな業界に進んだ人がいます。製薬・薬局関係や、不動産関係の仕事をしている人の割合が多いという印象がありますが、毎年のように国語科教員になる学生がいます。そのなかでも、Aさんは今でも印象の強い学生の1人です。学生時代は運動部に所属し、レギュラーとして試合にも出場しました。授業前には多摩キャンパスで朝練をこなし、世田谷キャンパスの授業には早めに到着、部活と勉強を両立する姿勢が記憶に残っています。卒業後、Aさんは出身の高校に非常勤講師として就職しました。どうしているかなと心配していたのですが、先日、久しぶりに電話があり、出身地に近い高等学校に専任教員として着任したということでした。勤務先で信頼されているようで嬉しくなりました。熱心に生徒を指導している姿が目に浮かびます。

  • Aさんの学年は学外研修で浅草に行きましたAさんの学年は学外研修で浅草に行きました

<2023年 8月 4日(火)掲載>

「カッコイイとは、こういうことさ。」

吉原 裕一(よしはら ゆういち)准教授(専門分野:日本思想、倫理学)

日本思想ゼミから巣立っていった卒業生は、本当に多彩な職場で活躍しています。教育現場や警察官・公務員はもちろん、番組制作会社や鉄道会社、販売業、出版業、金融業、製造業など。まさに本学の教育理念である「世のため人のために尽くせる人材」となって、今日も社会の一端を支えてくれています。

 そんな彼らも、学生時代は人のためより自分のことを優先していたものです。しかし、日本の先人たちのいろんな考え方を学ぶうちに、「弱い自分では、自分の人生さえ幸せにはできない。人を助けられるくらい強い自分になって、自分に誇りを持てるようになりたい」という気持ちが芽生え、一人一人が努力した結果、こんなに立派な社会人へと成長してくれたのです。

 たとえしんどいことがあっても、共に支え合って周りの人々と一緒に生きてゆく。そういうことができるのって、最高に素敵な「大人」ですよね。彼らを見ていると、心からそう思います。

<2023年 8月 1日(火)掲載>



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