コース紹介

リレーエッセイ企画「私と学生」

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本企画では、文学部の専任教員が「どんな専門なのか」「何が勉強できるのか」といった内容を中心に、受験生の皆さんへのメッセージを含めたショートエッセイを執筆しました。どうぞお楽しみください。更新は不定期です。

教育学科 教育学コース
卒論を通じて受け継がれるゼミの文化

郡司 菜津美(ぐんじ なつみ)講師(専門分野:教育心理学)

 4年間の学びの集大成である「卒業論文」は、郡司ゼミが一丸となって立ち向かう一大イベントです。3年生でゼミに入るとすぐに「卒業研究のテーマは何か」ということについて考え、論文の検索、卒論一次計画書の書き方などを4年生に教わり、「卒業論文」という活動に参加していくことになります。4年生が「分析手伝って」「論文の推敲お願い」と依頼すると、3年生は快く「来年の予行演習だ! ドキドキする!」と引き受けてくれますし、12月10日の提出間近になると「卒論提出まであと○日」と書かれたカレンダーを研究室の扉にかけて応援してくれます。そんな彼らが4年生になると、また新たな3年生が郡司ゼミに入り、同じように学び合いが始まるのです。郡司ゼミの文化はこうして作られ、維持され、変わり続けていきます。未来の郡司ゼミ生のあなた、郡司ゼミの文化を一緒に作っていきませんか。

  • 郡司菜津美先生写真12019年度ゼミ中の一コマ
  • 郡司菜津美先生写真22019年度卒論生の口頭試問

<2020年12月1日(火)掲載>

「学生っていいな!」と感じる瞬間

栗栖 淳(くりす じゅん)教授(専門分野:教育学)

 これまでに、私立や国公立など、短期大学も含めて複数の大学で多くの学生のみなさんにかかわる機会がありました。私が学生時代を過ごした頃のややのんびりとした学生たち、私が憧れていた1960年から1970年あたりのエネルギッシュな学生たちと比べると、今の学生のみなさんは、概してとても落ち着いていてまじめだなと思います。私のゼミの学生に限ると、すこし遊び好きな、遊び過ぎな学生も多いのですが。でも、そうした彼ら/彼女たちが、研究室や一緒に一献を傾ける席で、例えば卒論や進路の話をするとき、例えば友人や将来の話をするとき、素晴らしく若々しく、時に大人で、しっかりした考えを持っていることに気がつかせられることが多々あります。
 そんなとき、“ああ、学生っていいな!”と、心の底から思います。高校生のみなさんを大学は楽しみに待っています!!

<2020年12月15日(火)掲載>

学生との「雑談」から生まれるもの

後藤 貴浩(ごとう たかひろ)教授(専門分野:スポーツ科学、地域研究、社会学)

 私にとって国士舘大学は5校目の勤務校になります。それぞれの大学や学科によって、学生との関係のあり方も異なりますが、共通して続けていることもあります。その一つに、研究室(ゼミ室)へ気軽に立ち寄ってもらうということがあります。
 そこで繰り広げられる「雑談」はとても楽しく、私の仕事の活力にもなっています。しかも、ただ楽しいだけではなく、勉強になることもたくさんあります。
 現在、私は卒業生と一緒に立ち上げたNPO法人(http://www.hitodukuri.com/)の運営に携わっています。このNPO法人も「雑談」から生まれたものです。学生さんたちとは、NPO法人の活動を通して、卒業後も楽しい時間を過ごさせてもらっています。

<2020年12月22日(火)掲載>

和気あいあいとよく学びよく学ぶゼミ

桜井 美加(さくらい みか)教授(専門分野:臨床心理学)

 私の専門領域は臨床心理学です。私の理想とするゼミは、「和気あいあいとよく学びよく遊ぶ」です。季節ごとに春はお花見、夏は花火大会にバーベキュー、秋はハロウィンパーティ、冬はクリスマスを楽しみます。ゼミ合宿ではキャンプをしたり、ミニチュアゴルフやテニスなどスポーツに興じたり、旅行を一緒にします。勉強は心理学の本をじっくりと読み、発表や質疑応答することで、専門的な知識を深めます。卒業論文は好きなテーマで取り組んでよいのですが、ゼミ生同士でサポートしあうこともあわせて学びます。授業では、グループワークを取り入れたアクティブラーニングの形式で進めます。特にケーススタディをするときは、自分が中学校の担任教師だとしたら、不登校で悩んでいる子どもにどのような声掛けをするか考えてもらいます。キャンパスは活気にあふれており、皆さんもきっと楽しいキャンパスライフを送ることができると思います。

<2021年1月12日(火)掲載>

ソフトテニス部の思い出

助川 晃洋(すけがわ あきひろ)教授(専門分野:教育学)

 前任校・宮崎大学で、ずっとソフトテニス部の顧問をしていた。部の目標は、団体戦九州リーグで1部に上がること。高校の有力選手をスカウトできないどころか、経験者の確保すらままならないだけに、とても無理。そう思い込んでいたが、まさかが起きた。
 ある年、春に女子が昇格。秋には男子が入替戦に進み、夜間の激闘を制して悲願達成。歓喜の瞬間の記憶は、暗闇とは逆に、いまもカラフルなままだ。こうした経験があるからこそ、「教師になって、部活の指導がしたい」という国士舘によくいる学生の気持ちが、私には(私なりに)わかる。教職科目担当者として応援したい。

<2021年1月22日(金)掲載>

学生からも学ぶことの多かったゼミ旅行

太田 麻衣子(おおた まいこ)准教授(専門分野:歴史学)

 私の専門は歴史学ですので、ゼミ旅行では「普段の観光では見過ごしがちな歴史や伝統、文化にまで踏み込むこと」を目標に、各地の史跡を巡りました。そうしたややマニアックな旅行を、教育学を専門とする学生たちがどのように受け取るのか、旅行前は少し気がかりだったのですが、実際に行ってみると、最後には学生たちが自ら石碑を見つけてはその内容を確かめにいくなど、自主的に歴史を掘り下げるようになっており、彼らの楽しそうな様子に、私もほっとすると同時にとても嬉しくなりました。
 そして、「さすが教育学の学生!」と感心したのが、常に個々人がそれぞれで状況を楽しみつつも、周りを思いやりながら行動していたことです。なかには自分が将来、修学旅行で生徒たちを引率することを意識しながら動いていた学生もおり、彼らの和を大切にする心・夢に向かって成長しようとする姿には、教員の私も学ぶところが多く、とても心に残る旅行となりました。

<2021年2月2日(火)掲載>

自ら学ぶ学生の姿に学ぶ

川本 哲也(かわもと てつや)講師(専門分野:教育心理学、社会心理学)

 私自身が大学を卒業して10年以上が経ちました。学生だった頃の私は、学業よりもアルバイトを優先してしまっているような学生でした。アルバイトでの経験がきっかけで、大学で学ぶ内容を変えてしまったほどです。もともとは生物学を学んでいましたが、気づいたら教育心理学を学ぶようになっていました。
 学生を指導する立場になり、さまざまな授業で学生と関わる中で、学生一人一人が自分の興味や関心に基づき、さまざまなことに意欲的に取り組む姿を目にするようになりました。授業での学びに一生懸命取り組む学生もいれば、ボランティアなどの課外活動に熱心な学生もいます。ただその姿は、皆とてもしっかりとしています。「主体性」や「探求的な態度」という学びにおいて重要な要素が、自ら学ぶ中で自然と身についていっているのがうかがわれます。そのような学生の姿は、大学での学びは必ずしも授業だけで得られるものではないと、私に気づかせてくれたと思っています。


<2021年3月2日(火)掲載>

学校現場へ巣立っていくゼミ生たち

鈴木 裕子(すずき ゆうこ)教授(専門分野:教育学)

 鈴木ゼミは、今でこそ養護教諭志望者が多くなりましたが、当初は保健体育教員免許の取得を目指す学生さんもいました。大学教員として遅いスタートだった私は、それまで教育委員会で夜遅くまで問題対応に当たっていた毎日から、明るく元気な学生さんたちとの毎日へのコペルニクス的転回に圧倒されたことを思い出します。それから10数年。のんびりした少人数のゼミですが、毎年数人が教員として学校現場へと巣立っていきます。2017年の国士舘100年祭では、養護教諭になって活躍している卒業生が集まり学び合いをしました。これからも後輩たちがその後に続けるようにサポートしていきます!

  • 鈴木裕子先生写真1100年祭で行った養護教諭のグループワーク
  • 鈴木裕子先生写真2お楽しみはみんな大好きスイーツ♡

<2021年3月5日(金)掲載>

「学びの種」を一緒に見つけよう

本間 貴子(ほんま たかこ)講師(専門分野:特別支援教育、知的・発達障害教育)

 私は知的障害教育が専門ですが、私自身は大学時代、最初から特別支援教育に興味があったわけではなく、芸術系の学部で彫刻をやっていました。大学時代に受けた特別支援関係の授業や養護学校(今の特別支援学校)の先生との出会いがあり、知的障害教育に興味を持つようになりました。このように、最初は自分には興味がないし関係がないと思っていたことでも、もしかしたら「学びの種」になり育てることができるかもしれません。大学時代は「これは関係ない」という気持ちではなく「ちょっと経験してみよう!」という前向きな気持ちで学びの種を見つけてほしいと思います。ですので、例えばゼミ旅行の旅程には、市内巡検のほか、障害のある方の教育・福祉・支援を学ぶことができる見学を必ず1つは入れます。ゼミの学生の中には、特別支援教育にはあまり興味がないという学生さんもいますが、そうした学生さんにとっても、見学した経験が学びの種となり、さまざまな立場から物事を考えるきっかけになるようです。一緒に「学びの種」を見つけませんか?

<2021年3月9日(火)掲載>

キュウリの問題

松浦 孝明(まつうら たかあき)准教授
(専門分野:特別支援教育、アダプテッド・スポーツ科学)

 国士舘大学で特別支援学校教員を目指す学生たちと学び始めて2年。ゼミでは3年生8人と楽しく過ごしています。特別支援学校からスタートした教員生活を振り返ると、教員1年目に小学4年生のA子さんに質問された一言が忘れられません。A子さんは、放課後私のそばに来ると「先生あのね、キュウリにお箸を刺すでしょ。そのあとお箸を抜くと何で穴が空いてるの?」と聞いてきました。今まで疑問に思ったこともないことが、彼女にとってはとても不思議なことでした。一生懸命説明しましたがタイムアップ。A子さんは、わかったようなわからなかったような顔で「ふーん」と言い残して帰ってしまいました。その場に残された自分は、身の置き所がないようななんともいえない気持ちを感じていました。あの時「何を」「どのように」伝えればA子さんに「わかった!」と言ってもらえたのか、いまだにキュウリを見ると考えることがあります。
「キュウリの問題」、これからゼミの学生たちと一緒に考えていこうと思います。

<2021年3月12日(金)掲載>

学生に伴走できる歓び

武藤 拓也(むとう たくや)准教授(専門分野:社会科教育学)

 ゼミ旅行でソウルを訪問したことがあった。格安パック旅行で一泊三日の強行スケジュールであった。宿泊は相部屋であった。たまたま男子学生が一名だったので私と同室となった。朝方5時ごろだったとおぼろげながら記憶しているが、熟睡できずにうとうとしていたところ、隣のベッドで寝ていた学生が突然ガバッと起きあがり、激しく楽器を演奏する仕草をしながら英語でひとしきりシャウトして、またバタっと寝てしまった。
 本人から音楽の道と教職の道とで迷っているとは聞いていたが、本当に音楽が好きなのだなとその時に思った。
 現在彼はsumikaというバンドでギターを弾いている。学生時代に大きな決断をし、その道を走り続けて夢を叶えた。平坦な道ではなかったと思う。短い時間ではあっても彼に伴走し、重要な分岐点に立ち会うことができた。
 大学生時代に何らかの人生の節目を迎える人は多い。そのような場面に立ち会えることは大学教員の得難い歓びの一つである。

<2021年3月16日(火)掲載>

教育学科 初等教育コース
卒業後も続く絆

河野 寛(かわの ひろし)准教授(専門分野:応用健康科学、身体教育学、スポーツ科学)

 6年前に卒業したゼミ生で、東京教師養成塾を経て東京都の教師になった男子学生がいます。彼は飛び抜けて成績優秀だったわけではなく、また要領が良い方でもありませんでした。ただ人柄が良く、ゼミ長に選ばれました。彼とは、学外研修ではアンパンマンの遊具にも一緒に乗りました。そして東京教師養成塾で実施される特別教育実習の合間に研究室に来ては、たこ焼きを一緒に焼きながらいろんな話をしました。彼は、「小学校の先生になって、まずは自分のクラスの子どもたちを笑顔にしたい。そしてより多くの子どもたちを笑顔にするために校長先生になりたい」と語ってくれました。今では結婚して一児の父となり、夢に向かって毎日子どもたちと接しているとのこと。年末になると私の自宅に来て、近況を伝えてくれる彼の将来が楽しみでなりません。

  • 河野寛先生写真1

<2020年12月4日(金)掲載>

今でも心に残っている学生たち

松田 俊哉(まつだ としや)教授(専門分野:絵画制作(芸術)、図画工作科教育)

 熱中のあまり全員分の素材を使い果たし皆を困らせたM
 必要以上に卒論にかかり過ぎて精根尽きたK
 卓越した授業力で「すぐに来て欲しい」と校長を唸らせた実習生M
 授業料や生活費の全てを親に頼らず自分で頑張ったF
 二つの教員採用試験合格を蹴って別の職に就いたU
 人知れず汚れた美術室を黙々と掃除していたI
 等々……懐かしいなあ……眩しいなあ


<2020年12月18日(金)掲載>

刺激の多い卒業生の活躍

小野瀬 倫也(おのせ りんや)教授(専門分野:理科教育学、初等中等教育学、科学教育)

 2018年に卒業生との対談企画で紹介した、初等教育専攻(コース)2015年度卒業、大学院修士課程2017年度卒業の藤森詩穗さんのその後についてです。藤森さんは大学院修了と同時に川崎市立小学校に着任しました。今年度(2020)は着任3年目、5年生の担任です。今年はコロナ禍にあって、自然教室が中止となったそうです。そこで、子どもたちに自然教室に代わる思い出づくりにと「星空観察会」が企画されました。もちろん担当は、卒研理科(ゼミ)の卒業生である藤森さんです。10月に相談を受け、川崎市立中学校を定年退職された鈴木和夫先生(初等教育コースでもお世話になっています)、学生5人と共にお手伝いをさせていただきました。卒業生の活躍を見て、在学生も大いに刺激を受けていました。

卒業生×対談 文学部:https://www.kokushikan.ac.jp/allabout/career/1998.html
卒研理科学生会HP:https://sotukenrika.jimdo.com/別ウインドウで開きます


  • 小野瀬倫也先生写真1子どもへの説明や望遠鏡の準備に追われる藤森さん
  • 小野瀬倫也先生写真2

<2021年1月26日(火)掲載>

学生の頼もしさを実感した研究会

正田 良(しょうだ りょう)教授(専門分野:算数・数学教育)

 私も40年ほど前は学生でした。もう時効ですから白状します。教職免許だけ安く取れればよいと思って入った大学でした。でもその当時の大学の先生方は、子どものいる教室と、現職の先生方との交流を意図的に組んでくれていました。単位には全然ならないそうした活動ですが、とても面白くて力になると実感していました。
 せめてその恩返しと、ゼミなどで先生方の研究会を紹介したり、公開授業研究会へ誘ったりしています。写真は10数年ほど前のもの。研究会の先生が学生に教具をプレゼントして下さいました(背景のプリクラは若干修正)。原宿で行っていた研究会。研究会のプレイオフとして、事後のお茶を飲みながらの懇親会に積極的に参加する学生さんの様子を大いに頼もしいと、一緒に参加しながら思いました。

  • 正田良先生写真1

<2021年2月2日(火)掲載>

後続するジェネレーションへつなぐ思い

菱刈 晃夫(ひしかり てるお)教授(専門分野:教育学、教育思想史、道徳教育)

 私がここに奉職したのは21世紀のはじまり、2001年。もう20年も経ってしまいました。光陰矢の如し。大学院を終える1996年に同志社大学で教員キャリアをスタートしてから25年。もちろん同志社時代の教え子の何人かと現在もつながり、そして2001年度入学生とも今も何人かつながっています。学生時代は1年生の時からずっと塾でバイトしていましたが、不思議なことに、そこでの教え子とも何人か今でも友だちのようにつながっています。今はSNSがあるので便利です。もう彼らも40歳を越えました。2001年当初は「特別活動実践演習」という2泊3日の授業を担当していました。今ではいい思い出です。私もみんなも若かった。そして17年後、大阪で活躍する2001年入学生2人とゼミ生(全員20歳以上)とで再会・乾杯! こうして先行するG(ジェネレーション)から後続するGへと熱い思いはつながれてゆきます。小学校教員になる者、一般就職する者、料理人と、多種多様。ますます先行き不透明な時代ですが、国士舘の卒業生なら「人間力」には間違いなし。この他にも語り切れないほどのエピソードがありますが、それはキャンパスで直にお会いできた時のお楽しみ。

  • 菱刈晃夫先生写真1
  • 菱刈晃夫先生写真2

<2021年2月12日(金)掲載>

元気の子

佐々木 浩(ささき ひろし)准教授(専門分野:体育、身体教育学)

 私の研究室では、よい体育授業について実践研究しています。また、バランスボールを使った実技も行っています。研究室の学生たちはみなバイタリティにあふれ元気です。まさに子供たちに元気を与える「元気の子」の集まりです。そんな彼らから私も元気をもらっています。今年はコロナ禍の影響で実施できませんでしたが、毎年研修旅行ではスキー・スノボを行っています。私もこの年でスノボデビューをしましたが、ゼミ生たちに元気をもらいながら楽しく過ごせました。やっぱり、元気があれば何でもできる!

  • 佐々木浩先生写真12019学外研修「湯沢高原」
  • 佐々木浩先生写真2研究室ホワイトボード

<2021年3月2日(火)掲載>

得意分野を生かしてまちの魅力をプレゼン

青木 聡子(あおき さとこ)講師(専門分野:幼児教育)

 私が担当する「生活科概論」では、大学周辺で、まちたんけんのグループワークをしています。児童が暮らすまち全体が教材となる生活科では、まずは、学生自身がまちで暮らしたり働いたりしている人々と関わり、魅力に気付く必要があるからです。教室に戻ってくると、学生たちは、買い物をしながら聞いてきた、おすすめ商品やお店の歴史などの情報や、公園を利用してみて気付いたことなどをまとめ、グループごとにまちの教材としての魅力を発信するプレゼンを行います。コミュニケーションをとるのが得意な学生、情報を的確にまとめることができる学生、情報機器の操作に強い学生、気配りが上手な学生……それぞれのよさが光るプレゼンが、私はとても楽しみです。受験生のみなさん、あなたが得意なことを初等教育コースで生かしてみませんか?

ドキュメント国士舘:文学部の誠実

<2021年3月5日(金)掲載>

卒琢同期

千葉 昇(ちば のぼる)准教授(専門分野:社会科教育 総合的学習 教育実践開発)

「一人一人と双方向のパイプを何本持てるか」これが担任として学校現場に立っていたときの自分のモットーでした。それは、大学でも同じことでした。最初に出会った学生たちは、もうベテランの領域に入りはじめています。そんな卒業生と教育現場で出会うことがあります。先生として、生まれる卵を外からも同時につつく親鳥のように、子どもとともに授業や生活を創る姿に出会うたびに、やはり「初心」を忘れていないなと、嬉しさで心が満たされます。


<2021年3月9日(火)掲載>

教員養成課程の教員としての喜び

山室 和也(やまむろ かずや)教授(専門分野:国語科教育)

 卒業生とのつながりは、近況報告を聞いたり、昔話に花を咲かせたりすることも楽しいものですが、さらに大学で学んだ国語の授業づくりで関われたらと常に思っています。
 写真の卒業生は、私の卒業研究国語に所属して、卒業論文と東京教師養成塾での学びを両立させた頑張り屋さんでした。その彼女が現職の教員になってから、実践力を高めるために東京教師道場に入り国語の授業力を磨いていたのです。そして、その仕上げの授業を自分の勤務校で行うことになりました。その研究授業の指導講師として私を指名してくれたのです。
 私も1時間の授業だけを見て講評するのも申し訳ないと思い、事前に何度か学校に足を運び授業について議論することもできました。このように卒業してからも国語の授業でつながれることはまさに教員養成課程の教員としてこの上ない喜びなのです。

  • 山室和也先生写真1卒業生の国語の研究授業の様子
  • 山室和也先生写真2

<2021年3月12日(金)掲載>

史学地理学科 考古・日本史学コース
ともに書き上げる卒論

夏目 琢史(なつめ たくみ)准教授(専門分野:日本近世史)

 毎年11月になると、4年生は卒業論文の準備で慌ただしくなる。とくに昨年度の私のゼミ生は、コースのなかでは最多である26名。manabaの掲示板を使った卒論の内容に関する学生たちとの応対が、昼夜休日を問わず繰り返された。掲示板は連日大盛り上がりであった。
 学生たちはそれぞれに全く異なる問題をテーマとしている。はじめは曖昧な関心からスタートしたものが、苦しみながらも史料や参考文献を読み込んでいくうちに、一つのはっきりとした問題意識として洗練されていく。26個のテーマについて深く考えていく作業は私にとっても大変苦しいものであったが、一方でとても勉強にもなった。彼らが卒論で取り組んだテーマの一つ一つが、私の頭に焼き付いて離れない。
 さて、26名全員が卒論を書き上げ、晴れて卒業することになった。しかしコロナ禍により卒業式などの行事はすべて中止となった。それがとても心残りである……。

ドキュメント国士舘:文学部の考察

  • 夏目琢史先生写真1

<2020年12月8日(火)掲載>

愛すべき「やんちゃな野郎ども」

秋山 哲雄(あきやま てつお)教授(専門分野:日本中世史)

 どの学年にも「やんちゃな野郎ども」がいるものである。なぜか私はゼミ生でもない彼らになつかれ、飲み会にもしばしば誘われる。今日は三年生と、明日は四年生と飲み会。翌週は三年ゼミ、最後に四年ゼミのゼミコンパということもあった。多く支払うサイフ代わりだったのかもしれないが、卒業するときにネクタイや万年筆などを贈ってくれたりするので、それでチャラかもしれない。
 最近は年齢のせいか、「やんちゃな野郎ども」はあまりなつかなくなった。今は、新しい学生との関係のもち方を、考えているところである。

<2020年12月22日(火)掲載>

学生の学生による学生のための合宿実習

眞保 昌弘(しんぼ まさひろ)准教授(専門分野:考古学)

 毎回私が楽しみにしている講義の一つに考古学実習がある。夏、春の長期休業期間に履修学生約50人が3週間ずつ、文化財の宝庫である栃木県那珂川町の廃校をお借りし、「学生の 学生による 学生のための合宿実習」を実施する。調査する遺跡の重要性や作業内容、注意事項の説明会を終えると、たちまち連絡網の整備、各種役割の分担、責任者の選定、日程日課の調整、資材機材の準備、自治体への挨拶や公共サービス手続き、布団やレンタカーが手配される。実習では当番制で炊事、洗濯、掃除、買物、風呂焚きはもちろんのこと、地域や役場の方々、保護者、OBなどの訪問をも対応する。さらに、つきものである病気、けが、食べ過ぎ飲み過ぎ、忘れもの、連係ミス、内輪もめなどのトラブルも枚挙にいとまがない。しかし、学生自らが一つ一つを見事に解決していくことになる。4年間で8回経験することになるが、年を重ねるごとに顔つきが変わってくるのがわかる。外面ではなく内面だ。責任を全うし、充実した時間を過ごした達成感が作用するのであろう、社会に出ても活かされ、ここでの仲間は生涯の友となる。そんな傍らで、「見ざる 言わざる 聞かざる」の修行は、私にとっても大切な実習の場となっているのだ。

  • 眞保昌弘先生写真1考古学実習初日の団結式の様子(地域の方々をお迎えして)

<2021年1月12日(火)掲載>

西洋史の世界へ

石野 裕子(いしの ゆうこ)准教授(専門分野:ヨーロッパ史)

 私は「考古・日本史学コース」に所属の西洋史担当教員です。学生に少しでも「西洋史」に関心を持ってもらおうと、研究室には歴史漫画、映画、ドキュメンタリーのブルーレイ、美術画集、博物館の展示会図録などを取り揃えています。もちろん、書棚に入りきらないほどあふれている研究書も「読んでみる?」と学生に適宜おすすめしています。時には、学生と研究室で宗教改革のボードゲームをして改革の厳しさを「体験」したりもします。今年度からゼミを受け持つことになりましたが、コロナ禍で残念ながら十分なゼミ活動はできていません。しかし、11月に開催された卒論説明会後にゼミで集まった時、幹事がオリエンテーションを企画してくれ、クイズ大会を行いました。ゼミ生の好きな食べ物や特技、各自のゼミの印象などが出題され、難しいことこの上なかったです。私もチーム戦に参加しましたが、全く役に立たず優勝を逃しました。西洋史楽しいですよ。みなさん、一緒に学びましょう。

  • 石野裕子先生写真1
  • 石野裕子先生写真2

<2021年1月26日(火)掲載>

卒業論文との格闘

勝田 政治(かつた まさはる)教授(専門分野:日本近代史)

 私のゼミ(日本近代史ゼミ)は例年、20名くらいの学生が集まります。大所帯ゆえゼミ生のすべてに対し、なかなか目が届かないのが実情です。そうしたなか、ゼミ生との関係が急速に密接となり、学生の変貌を実感するのが4年次の秋期、とくに10月から12月上旬にかけての卒業論文の執筆時期です。
 テーマを決めて論文の構成を固めると、いよいよ参考文献や史料との格闘が始まります。ゼミ生は「卒業論文の手引き」を基にして自らの力で書き進め、私は彼(彼女)らのパソコンの指が止まった時、アドバイスする程度です。悪戦苦闘して卒業論文を完成させた、ゼミ生の充実感に満ちた笑顔。私と学生を繋ぐ最大のもの、それが卒業論文です。

<2021年1月29日(金)掲載>

届く便りに心が満たされる

仁藤 智子(にとう さとこ)教授(専門分野:歴史学・日本古代史)

 人の縁とは不思議なもので、思いがけないところで「先生に習いました」と声をかけられます。多くの大学の教壇に育てられた私には、自分の親世代の学生にも恵まれました。あれこれ悩んだ時、学生からもらえたアドバイスや元気、勇気が、どれほど私を癒やし、奮い立たせてくれたでしょう。また、「教員採用試験受かりました」「結婚しました」「旅に出ました」「元気にやっています」「みんなでタコパやっています」など、届く便りに心が満たされます。フラッと研究室に寄ってくれる卒業生も嬉しいです。彼らが在学中、私は何か力になれたのだろうか、と自問しつつ、いつもみなさんの健康と成長を世田谷から祈ってます。(お便りお待ちしています!)

  • 仁藤智子先生写真1
  • 仁藤智子先生写真2
  • 仁藤智子先生写真3
  • 仁藤智子先生写真4

<2021年2月12日(金)掲載>

史学地理学科 地理・環境コース
互いに学びあい、理解を深めあう

磯谷 達宏(いそがい たつひろ)教授(専門分野:植生地理学、生態学、緑地計画論)

 私の専門は森林や草原などを対象とした植生地理学ですが、3・4年生が所属するゼミでは、生物の生態地理に関するテーマであれば、幅広いテーマの中から学生が学びたいテーマを選んでもらっています。そのためゼミは、教員の私を含めたゼミ生の皆で、さまざまな生きものの分布や生態についてお互いに学びあう場になっています。植生のほかシカやイノシシなどの哺乳類の研究がよく行われますが、鳥や魚、昆虫などについてのテーマ選択も自由です。とくに3年時の野外実習では、里山地域に行って皆で多種多様なな生きものを調べて報告しあい、地域の生態環境についての理解を深めていきます。私もこの実習を通して、さまざまな生きものについて学ばせてもらってきました。

研究活動に関するニュース:植生地理学の視点から地域の生態を理解する

  • 磯谷達宏先生写真1魚類を調べる学生に草原を調べる学生が合流したところ

<2020年12月4日(金)掲載>

学生たちと過ごすパワフルな野外実習

佐々木 明彦(ささき あきひこ)准教授(専門分野:自然地理学、地形学)

 私のゼミの人数は例年10~15人です。3年次の3泊4日の野外実習では、ゼミ生は自分たちで決めた4つほどのテーマに分かれて地形や気候などの野外調査を実施し、私はそれぞれのグループ間を行ったり来たりして指導します。たとえば今年の実習では、一日の最低気温を観測するために気象調査のグループと夜明け前に出かけ、ホテルに戻ると、朝食をとって私を待っている地形の調査のグループとすぐに出かけ……という具合です。なんだか一番忙しいのは実際に調査をしている学生ではなく、わたし? 今年の実習もヘトヘトになりました(笑)。

動画でゼミ紹介:

地理・環境コースHP:http://bungakubu.kokushikan.ac.jp/chiri/index.html別ウインドウで開きます

  • 佐々木明彦先生写真1 地すべり地形の調査を行うゼミ生たちが、地すべり末端の構造を川の対岸から観ている様子

<2020年12月8日(火)掲載>

学生と歩き泳いだ30年

長谷川 均(はせがわ ひとし)教授(専門分野:地形学)

 私は若い頃、海の調査で死にかけたことがあります。そんな経験をしているので、毎年学生とゆく海では、注意ばかりする口うるさいオヤジになってしまいます。私が専門とする自然地理学は、フィールドワークが基本です。その手法は、先輩や教師から習うのが手っ取り早く、夏になると色々な場所で「何とかスクール」がたちあがります。私も先輩研究者の主催する「サンゴ礁夏の学校」で学んだし、その後は自分が主催したりもしました。夏の一時期、さまざまな大学の学生が集って勉強するのはとても楽しいことです。
 最近この手の集まりは下火になってしまいました。それでも私は毎年学生たちと出かけます。たくさんの思い出をつくって、多くの人が巣立ってゆきました。ただ、少し心残りなのは、道半ばで大学を去って行った人たちのことです。元気にしているか、生きているか……。夏の眩い太陽の下で元気いっぱいの若者を見ていると、時々そういう人たちのことを思い出します。

動画でゼミ紹介:サンゴ洲島という地形です。ドローン測量で細密な地形図を作っています。

地理学教室ホームページ:http://bungakubu.kokushikan.ac.jp/chiri/別ウインドウで開きます

ドキュメント国士舘:文学部の素養

  • 長谷川均先生写真1 2019年夏、沖縄瀬底島で

<2020年12月15日(火)掲載>

土地の文化を知るのに重要な「食の現地調査」

内田 順文(うちだ まさふみ)教授(専門分野:地理学)

 おそらく地理・環境コースに所属する学生の多くにとって、大学生活4年間の中で最大のイベントは3年次の「地理学野外実習C」ではないかと思います。例年私のゼミでも、私の専門である認知行動論地理に興味のある学生のほか、観光地理・文化地理・都市地理といった多様なテーマを指向する学生が各自のテーマで実習に取り組んでいますが、学生たちが終日現地調査に汗を流している4日間、実習Cに関する私の仕事はというと、実施直前までの学生のテーマ設定・調査目的・調査方法の指導やケアといった学術部門はほぼ終了しているので、実習中の最大の役目は、いかにして少ない経費の中で安価に実習地の名物料理や美味しい食事を手配するかになります。「食事」はその土地の文化や歴史を知るための重要な調査対象でもありますので。札幌巡検でのジンギスカン・寿司・ジンギスカンの食べ放題サンドイッチ形態の3日間、大阪巡検でのキタとミナミのバイキング食べ比べ、那覇巡検での連日のステーキ三昧、どれも土地の名物をおなか一杯食べている学生の姿が思い出されます(ただ残念ながら、近年は経理上の融通が以前ほど利かなくなってしまい、これらは文字通り懐かしい思い出となってしまいました)。

  • 内田順文先生写真1 札幌での寿司三昧
  • 内田順文先生写真2 大阪の「551蓬莱」本店

<2020年12月25日(金)掲載>

やる気のある学生で作る野外実習

加藤 幸治(かとう こうじ)教授(専門分野:経済地理学)

 地理・環境コースでは野外実習が必修科目です。基本的に1年次向けの地理学野外実習A、2年次向けの地理学野外実習Bがそれぞれ1泊、3年次のゼミ単位による地理学野外実習Cでは3泊の泊まり込みで実習が行われます。また、あらたに地理学野外実習Dが選択科目としても今年(2020年度)から実施されるようになりました。日帰り2回の授業ですが、「やる気」ある履修生が参加する実習は教員・学生相互に充実した実習となりました。始まったばかりの授業なので、皆で・皆が「作る」授業といえるものです。「やる気」満々な人の参加を待ってます。

  • 加藤幸治先生写真1 2020年度地理学野外実習D(加藤コース) 品川区内で実施の一コマ

<2021年1月15日(金)掲載>

学生とともに学ぶ新しいゼミ

桐越 仁美(きりこし ひとみ)講師(専門分野:地理学、アフリカ地域研究)

 私は今年の4月に着任したばかりで、今年のゼミは3年生しか所属していません。まだ学生の人数は少ないですが、それぞれ観光や農業、交通、ものづくりなどの多彩なテーマに興味を持ち学んでいます。10月には3泊4日の野外実習に行き、学生がそれぞれに決めたテーマに応じて、商店街や駅前を対象に聞き取り調査などをおこないました。宿泊所では毎晩、面談の時間を設けて学生が収集したデータとにらめっこ。「こういう調査も必要?」「このデータをどう見る?」とディスカッションを深めるなかで、私も一緒に学ばせてもらいました。

  • 桐越仁美先生写真1 野外実習中の調査風景。レンタサイクルで街中を走り回り調査しました

<2021年1月19日(火)掲載>

大学で鉄道や交通を学ぶなら国士舘へ

岡島 建(おかじま けん)教授(専門分野:都市と交通の歴史地理学)

 地理が好き、地図が好きという学生には鉄道好きも多い。地理教員の中にもそういう人は少なくない。ところが、鉄道や交通の地理学を学べる大学はあまりない。本学はその稀少な一校であり、その講義を担当しているのは私である。大学で鉄道や交通の勉強がしたくて本学に来る学生も多い。卒論でも交通の調査・研究をやりたい人は岡島ゼミでもよいが、卒論は自然地理や都市地理にしたいと、他のゼミに進む学生も少なくない。また、鉄道会社に就職する学生も毎年数名おり、卒業後鉄道会社の社員となったOBが大学に来て 在学生と交流する場面もある。

  • 岡島健先生写真1 2016年地理学野外実習Cで、高松琴平電鉄車両工場を見学

<2021年2月9日(火)掲載>

文学科 中国語・中国文学コース
中国の大学に赴任した教え子のこと

藤田 梨那(ふじた りな)教授(専門分野:比較文学、日本文学、中国文学)

 Y君は卒業後、日本語教師として中国の某大学に赴任してもう5年が経つ。かつて、私の研究室で、Y君は卒論研究としてシンガポールを舞台とした児童文学の作品を選んだ。先行研究の極めて少ない作品である。私は台湾のある学者の論文を渡した。1ヶ月後、Y君はある英文の論文を持ってきた。イギリスの大学で見つけたという。アジアでさえ研究が少ないのに、欧州で見つけた。先行文献リストに新しい資料が加わることになる。二人は雀躍した。
 中国語と英語が得意なY君は、同級生より幅広く文献を読むことができた。卒論も専攻の中で一番高い評価を得ている。学生を指導する過程で、私もいつも多く学んだ。
 今度、Y君が中国から帰って来る時、またどんな発見があるか、楽しみにしている。

<2021年1月15日(金)掲載>

文学科 日本文学・文化コース
松野ゼミの出発点

松野 彩(まつの あや)准教授(専門分野:日本文学)

 最も記憶に残っている学生というと、着任した年のゼミ生(4年生の4人)でしょうか。3年から4年に変わる大事な時期に指導教員が変わることになり、不安もあったと思うのですが、国士舘での生活について、さまざまなことを教えてくれて、本当にありがたかったです。
 着任して初めてのゼミ旅行は、4人と一緒に京都や宇治の観光名所を回りました。とっても元気な4人、出町柳の行列店で豆大福を買い求め、下賀茂神社のそばの茶屋でみたらし団子を食べ、哲学の道のそばの和風なカフェでティータイム、いっぱい食べて、しゃべって、京都の町をたくさん歩きました。そのパワフルさは、今でも思い出すと、ついほほえんでしまいます。卒業の時に4人からもらった寄せ書きは、今でも研究室に大切に飾っています。

動画でゼミ紹介:

  • 松野彩先生写真1
  • 松野彩先生写真2

<2020年12月1日(火)掲載>

学生の成長を見る喜び

中村 一夫(なかむら かずお)教授(専門分野:日本語学)

「正しい日本語を知りたい」「美しい日本語を身につけたい」などという学生の言によく接します。日本語学とはことばの御意見番のような存在であると考えているようです。しかし、事実を事実として正確に認識し、特定の価値観に基づく評価や判断はしないという学問のありようを知るにつれて、その種の問いかけはなくなっていきます。学びを深めることで自らが「正しさ」や「美しさ」を考えることができるようになるのでしょう。そして、その種のものは人を離れて存在するのではなく、自らの心の内にのみあることに気が付くからだと思います。こういうパラダイムシフトとでもいうべき学生の成長を見ることが、何物にも代えがたい私の喜びになっています。

ドキュメント国士舘:文学部の想像

  • 中村一夫先生写真1

<2020年12月18日(金)掲載>

少人数制で距離が近い文学部ゼミ

平 浩一(ひら こういち)教授(専門分野:日本文学)

 国士舘大学文学部は、少人数制で、学生と教員の距離が近いとされます。その伝統は、特にゼミの中で、長年の間、受け継がれてきたものです。わたくし自身、歴代のゼミ生とは、語り尽くせない程の思い出があります。毎年、学生が卒業していく際には、成長した姿を嬉しく思うとともに、少し寂しい気持ちになるものです。これまでの卒業生がくれた、さまざまな色紙のメッセージ、そして多くの思い出。それは、わたくし自身のかけがえのない糧となり原動力になっています。これからも、多くの学生と出会うことになるでしょう。今後のみなさんとの新たな出会いを、楽しみにしています。

  • 平浩一先生写真1

<2020年12月25日(金)掲載>

模擬授業で磨く「教える力」

松崎 史周(まつざき ふみちか)准教授(専門分野:教科教育学、初等中等教育学、日本語学)

 文学科では中高国語科の教員免許が取得できます。授業の解説を踏まえて教材研究から模擬授業の練習まで自身で行いますが、その中でも模擬授業の練習と準備は学生たちにとって難しいものとなっています。模擬授業に先立って行うリハーサルではとても授業になっていないという学生も、アドバイスを踏まえて何度も練り直していく中で、だんだんと授業の形を整え、模擬授業本番には格段に上達した姿を見せてくれます。もちろん1回の模擬授業で十分な実践力が身に付くものではないのですが、1回の授業を徹底的に追求する経験は教育実習につながっていきます。国語科の教員免許を希望する皆さん、ぜひ文学科で国語を教える知識と技術を一緒に磨いていきましょう。

ドキュメント国士舘:文学部の実直

  • 松崎史周先生写真1
  • 松崎史周先生写真2

<2021年1月19日(火)掲載>

つらい修行が病みつきに(笑)

吉原 裕一(よしはら ゆういち)准教授(専門分野:日本思想史、倫理学)

 3年生からは、演習が始まります。日本思想に関するテキストをじっくり読み込み、内容についてみんなで議論をする、卒論研究の中心となる授業です。最初はうまく議論ができないこともありますが、回数を重ねるうちに「考える力」「伝える力」「他者を理解する力」が身について、自分の成長が実感できるようになります。
 演習では、議論の叩き台として「レジュメ」という資料を当番が作ってくるのが決まりですが、大変なので、なかなか当番を引き受けたがりません。そこで私が「来週は休講だなぁ」と言うと、みんな「それはイヤだ!」と。結局、「じゃあ、ボクやります!」と誰かが手を挙げることになるのですが……それこそ、学生の成長を一番実感する嬉しい瞬間なのです。自分のレベルを上げてゆく修行は大変ですが、それが楽しくなってきたら本当の学問です。みなさんも、大学で「学問という幸せ」に出会えるといいですね。

<2021年1月22日(金)掲載>

個々人の観点

松野 敏之(まつの としゆき)教授(専門分野:中国思想・江戸儒学)

 学生たちと台湾研修に出かけた際、高台の街で休憩した。心地よい疲労感を抱きながら学生たちは眺めの良い遠景に魅せられ撮影していた(左の画像)。少し離れたところで「日常」を撮影している学生もいた(右の画像)。当然ながら、同じ場所で同じ景色を見ていても個々人の関心は異なる。海外であればなおさらであろう。意見交換の場では、学生それぞれが観点の異なる報告に学びを深めていたが、一番学んでいたのは私かもしれない。

  • 松野敏之先生写真1
  • 松野敏之先生写真2

<2021年1月29日(金)掲載>

卒論を読む喜び

村田 裕司(むらた ゆうじ)教授(専門分野:日本近世文学)

 今回のリレーエッセイのテーマは「私と学生」ということですが、私は、今年の4年のゼミ生たちのことを取り上げようと思います。
 大学の授業で学生と教員が最も親密な関係を結ぶのが、3・4年次で受講する「ゼミ」です。ゼミの教員は所属学生の卒業論文の指導を行うことになっており、私が担当している「近世(江戸時代)文学・文化」を研究するゼミでは、「学ぶことを楽しもう」をモットーに、学生たちそれぞれが、自由に研究テーマを設定して卒論に取り組んでいます。
ところが、今年度はコロナ禍のため、4年次に行うべき本格的な研究が阻害されることになりました。4年のゼミ生たちは、図書館や研究室の利用がままならない環境で、卒論を執筆することになったのです。大変に厳しい状況ですが、ゼミ生から送られてくる草稿を見る限り、それらは、見事に研究論文としての体裁を整えたものでした。困難な状況にあっても「学ぶことを楽しんでいる」ゼミ生たちを、私は誇りに思うのです。

<2021年2月9日(火)掲載>

思い出に残る学生たちの優しさ

田代 真(たしろ まこと)教授(専門分野:映画研究、比較文学・文化)

 学生さんたちとの思い出といえば、2年前の4年ゼミの皆さんのことを思い出します。
 卒業間際の3月初め、恒例のゼミ旅行で男子3人、女子3人とともに伊香保温泉に向かいました。渋川駅から名所水沢観音を見学したのですが、そこは杉林の中、スギ花粉症の私は、呼吸もできないほどのアレルギー症状を起こしてしまいました(写真はその近くの名物のうどん屋さんでの女子3人の写真です)。伊香保温泉に着くなり、旅館の部屋で空気清浄にかじりついていたところ、心配した学生さんたちが名物の石段見物がてら薬局で抗アレルギー薬を買って来てくれました(涙……)。優しい学生さんたちのことがたくさん思い出に残っています。

  • 田代真先生写真1

<2021年2月16日(火)掲載>



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