コース紹介

リレーエッセイ企画「私と国士舘」

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本企画では、文学部の専任教員が「どんな専門なのか」「何が勉強できるのか」といった内容を中心に、受験生の皆さんへのメッセージを含めたショートエッセイを執筆しました。どうぞお楽しみください。

学生と楽しむ観劇会

松野 彩(まつの あや)准教授(専門分野:日本古典文学)

 私が国士舘大学に着任してから、毎年、楽しみにしているのが観劇会です。観劇会は日本文学・文化コースの全学年が参加するビッグイベントで、毎年、冬に国立劇場に行き、歌舞伎を見ます。
 私の専門は平安時代の古典文学ですが、歌舞伎はもともと大好き! 時々、1人でふらりと歌舞伎座に行っています。だから、冬になって観劇会が近づくとウキウキしています。もちろん、演目への期待もあるのですが、ふだんとは違う学生の生き生きとした姿が見られるのもとても楽しみです。
 大学の外にいるという解放感もあるのでしょうが、仲良しの友達と一緒に座り、休憩時間に一緒にご飯を食べる時の笑顔は、学内ではなかなか見られないものです。また、これまで知らなかった意外な交友関係も見えて、「この子とこの子が仲良かったのね」と思うこともあります。
 昨年は新型コロナのためにオンライン開催となりましたが、新型コロナの流行が落ち着いた時には、国立劇場で学生たちと一緒に観劇するのを楽しみにしています。

  • 松野彩先生写真1
  • 松野彩先生写真2

<2021年9月7日(火)掲載>

ゼミ合宿の思い出と国士舘大学

平 浩一(ひら こういち)教授(専門分野:日本文学)

 国士舘大学の文学部は、少人数でゼミが構成されており、教員と学生の距離が近いのが特色です。私のゼミは、毎年、全員で合宿に行っています。写真は、数年前の合宿で、起雲閣へゼミ生全員で行った時のものです。起雲閣とは、太宰治や谷崎潤一郎、志賀直哉、山本有三ら多くの文学者と深く関係する重要な建築物です。そうした学術的な話はもちろん、合宿ならではのやわらかい話も含め、毎年、合宿は非常に充実した時間になります。
 こうした和気藹々とした雰囲気が、国士舘大学のゼミの活発さを示していると言えるでしょう。コロナ禍の影響で、しばらく合宿も自重していますが、早くゼミのみんなで、再開できることを願っています。

  • 平浩一先生写真1
  • 平浩一先生写真2

<2021年11月16日(火)掲載>

中高国語科教員を目指す皆さんのために

松崎 史周(まつざき ふみちか)准教授(専門分野:教科教育学、初等中等教育学、日本語学)

 本学の文学部では各学科で教員免許を取得することができます。文学科では中学・高校の国語の免許を取得できますが、ここ最近、国語の教員になることを目指して文学科に入学してくる学生が少しずつ増えてきました。
 中学・高校の教員になるには、教員採用試験に合格しなくてはなりません。試験科目が多くて準備が大変なうえに、倍率も低くはなく、教員採用試験は教員志望の学生にとって高いハードルとなっています。そこで、文学科では教員採用試験を受験予定の学生を対象に「教採勉強会」を行っています。過去問を使って古文・漢文の読解演習を行ったり、面接の練習を行いながら教育の諸問題について学んだりしています。また、本学には教職支援室が設置されていて、小中高校の校長経験者が小論文や面接科目の試験対策指導を行ってくださいます。この他に、教員採用試験の対策講座も開かれており、中学・高校の国語教員を目指す学生に対するサポート体制が充実しています。
 教員採用試験合格には十分な対策と努力が必要ですが、中高国語科教員を目指す皆さんには、これらを活用して、ぜひ夢を叶えてもらえたらと思っています。

ドキュメント国士舘:文学部の実直

  • 松崎史周先生写真1
  • 松崎史周先生写真2

<2021年12月21日(火)掲載>

学生のガチバトルは面白い!

吉原 裕一(よしはら ゆういち)准教授(専門分野:日本思想史、倫理学)

 大学での学びは、授業だけではありません。自分を知り、社会を知るためには、他者との文化摩擦を味わうことも必要ですが、それには友人との「議論」が一番ではないかと私は思います。
 「議論」は、いわばスポーツマンシップにのっとった「ケンカ」です。演習の授業は議論が中心ですけれど、面白いのは、むしろ授業を離れた自由な場外乱闘の方でしょう。部室のような学生部屋では、授業の空き時間などに、学生さんたちがお菓子を食べながら楽しく雑談している光景がよく見られました。テストやレポートの準備期間になると、テキストやノートを片手に、雑談がいつの間にか真剣な「議論」になっていることも。(写真はイメージです。普段は密を避けマスクを着用しています。)
 こうしてトーク技術を高め、議論の作法を身につけた学生さんたちの話はとても面白く、私は通りすがりに聞き惚れてしまうこともあります。「活きた学び」によって、彼らが成長してゆく姿を眺めるのは本当にワクワクするものです。みなさんも、ぜひ大学で〈学問の自由〉の楽しさを味わってください。

  • 吉原先生写真

<2022年1月18日(火)掲載>

教員になったA君――国士舘大学の卒業生

松野 敏之(まつの としゆき)教授(専門分野:中国思想・江戸儒学)

 ある年に入学したA君は中学・高校と部活の野球を熱心にやってきた。同じように部活をがんばってきた友人達がすぐに出来た。A君の将来の希望は、中高の教員となり野球部を指導することであった。ただ、A君の学力には不安があり、卒業論文について「読書が嫌いなので、本を読まずに出来るテーマはありませんか?」と発言し、教員の不安を増大させた。
 しかし、A君には興味を持つという長所があった。最初からつまらないと決めつけるのではなく、大学での学びと自分の知識が結びつくと、とても楽しそうだった。少年達に野球を教えることも怠らなかった。教員採用試験の過去問題集も当初は酷い解答であったが、四年生になる頃には成長が感じられた。
 入学時の姿からは予想外に、A君は教員採用試験に合格した。現在は都内の中学校教諭として元気に働いている。全体からすればA君は例外かもしれないが、A君にとっては国士舘でなければ今はなかったであろう。

  • 松野敏之先生写真1

<2021年10月12日(火)掲載>



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