政経学部経済学科の佐藤恵ゼミは、千葉県の印旛郡栄町の地域活性化プロジェクトに取り組んでいます。
本プロジェクトは、千葉県の印旛郡栄町に住むまちづくり活性化団体員と本学学生が協力し「栄町御朱印めぐりプロジェクト」と題し、地域活性化を目指した活動を行っています。
2025年8月 オンライン試写会・意見交換会
8月6日、御朱印めぐりの活動を通じた地域活性化プロジェクト中間発表となる「栄町御朱印めぐり 動画・HP試写会」が、オンライン(zoom)にて開催されました。
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4月の栄町訪問を皮切りに、5・6月とオンライン会議を重ね、7月には再度栄町を訪れ各所を撮影し、今回の中間発表を迎えました。試写会には、栄町のまちづくり活性化団体員と佐藤恵教授、本学学生のほかに、海外への発信に向けて識者として本学政経学部・ホフ エドマンド講師も参加して行われました。
最初に発表した動画班の学生らは、「体験プロセスに価値を」をコンセプトに、町内にある10の神社それぞれの動画を発表。神社の前から参拝までの道中を見せることで「行ってみたい」と思ってもらえるような動画を制作した、と大類宏樹さん(政経3年)は制作意図を説明し、栄町の魅力を学生視点からどう発信するのかをSNS拡散戦略を交えながら説明しました。


次にホームページ班が発表。各神社の紹介や御朱印巡りについて具体的に紹介するページについて説明。そのほかにも、地域のグルメガイドやアクティビティ、お土産紹介など栄町についての紹介も織り交ぜ、御朱印巡りだけではなく街全体を紹介する工夫がみられました。
ホームページ作成にあたった岩﨑桃子さん(政経3年)は、「ホームページを作ったのが初めてだったので覚えることも多く大変でしたが、良い経験になりました。これからも皆さまからご意見をいただきながら、どんどん良いものにしていきたいです」と、意気込みを語りました。


動画班、ホームページ班それぞれの発表後には、地域の方々から改善案や要望、良かった点などの意見が上がったほか、ホフ講師からも「非常に面白い企画だと思います。海外からの御朱印に対する注目度があがっているので、ぜひ英語でもサイトを作ってほしいです」と、コメントがあるなど、情報発信に向けて貴重な意見交換の場となりました。試写会の最後には、街づくり活性化団体代表より総括があり、会は終了しました。
試写会終了後、ゼミと地域の橋渡し役を担った岩崎優平さん(政経3年)は「栄町と世田谷の間には物理的な距離があり、ゼミの活動頻度も週1回と限られていたため、地域の方々と継続的・直接的なやり取りを行うのが難しい状況でした。その橋渡しをする中で、双方の意見がすれ違わないよう丁寧に伝え合うことに苦労しましたが、地域と大学をつなぐ責任の重さとやりがいを実感することができました」と、感想を述べました。
今回も千葉県のケーブルテレビ局・ケーブルネット296の取材が入るなど地元の注目が集まる中、佐藤教授と学生らは8月末から9月上旬の運用開始に向けて、制作を進めて行く予定です。