津野研究室(構造・維持管理工学研究室)
テーマ:まちの暮らしを支える、公共構造物の設計や維持管理のありかたを考える
2018年4月に発足した研究室ですが、「建設工学」を主なテーマとし、橋やトンネルなどの公共構造物の設計、施工、維持管理を研究していきます。具体的には、コンクリート構造に関する材料実験や構造実験、また橋梁などのインフラに関する維持管理を主な研究テーマとしていく予定です。
研究テーマや研究室の活動
主な研究テーマ1:材料、構造実験
主にコンクリート実験室にて材料の配合、供試体の作成、大型ジャッキを用いた破壊試験などを行います。
コンクリート実験の様子
主な研究テーマ2:インフラ維持管理
管理者である地方自治体や地元と連携し、橋梁などの公共構造物の健全な維持、防災や減災に関する活動など、地域と一体となった活動をしていきたいと考えています。
複雑な都市内橋りょうの例
劣化が始まった橋りょうの例(点検中)
地震で壊れた橋りょうの例1
地震で壊れた橋りょうの例2
現場視察
授業の一環として外郭環状道路シールドトンネル建設現場、ゼミとして第二東名高速道路の橋梁建設現場の視察に行きました。今後も道路構造物やダムなどの大規模建設現場や、保全事業(点検、補修補強工事など)の現場に、可能な限り視察に行く予定です。
外郭環状道路シールドトンネル建設現場の視察
第二東名高速道路の橋梁建設現場の視察
ゼミ活動
ゼミ旅行もかねて橋梁やトンネルなどの現場視察に行ったり、大学周辺の道路橋の点検デモを行ったりしています。橋の点検結果については、Google mapのGIS(地理情報システム)機能を使ってデータベース化し、世田谷区等周辺自治体との連携を図ってゆく予定です。日本大学、石川工業専門学校、東京工業大学などの他大学とも連携を図り、勉強会や情報交換を行うほか、土木学会やコンクリート工学会などが主催するイベントにも参加してゆきたいと考えています。
点検デモの様子
GISを利用した橋梁点検データベース