『コーヒーワークショップ』
国士舘大学政経学部・赤石ゼミでは、学生主体の実践型教育の一環として、地域と大学が新しい価値を共に創り出す「地域共創カフェ・コクシカ」に取り組んでいます。
今回は、楓門祭で提供する商品の理解を深めるために、キャンパス近くで地域に親しまれている喫茶店「梅ヶ丘QUINTET(クインテット)」をお借りし、リーダーの方を講師に迎えて**特別講義『コーヒーワークショップ』**を開催しました。

講義では、楓門祭で提供する水出しコーヒーのブレンドについて詳しく解説いただきました。
• タンザニア浅焼き(40%):ナッツのような香ばしさ、豆らしい風味
• グアテマラ中焼き(18%)+エチオピア中焼き(18%): 華やかでフルーティ、甘みが特徴
• マンデリン深焼き(24%):スモーキーでスパイシー、ブラウンシュガーの甘み
このブレンドをベースに、
• カフェオレ(牛乳1:水出し3)
• ハニーオレ(ハニーミルク × 水出し)
といったアレンジメニューも展開予定です。
当初は「欠点豆」を使ったクッキーを検討しましたが、虫やカビの混入リスクが高く健康に良くないため断念。代わりに、普段は捨てられてしまう出涸らしコーヒーを混ぜ込んだパウンドケーキを開発しました。
「一見不要に思えるものでも、工夫次第で新しい価値を生み出せる」ことを体感できる一品です。
学びのポイント
• 地域との共創:専門家から直接学び、ブレンドや商品化の背景を理解
• 持続可能性への挑戦:出涸らしを活用したパウンドケーキによる食品ロス削減
• 衛生管理の重要性:美味しさを届ける一方で、清潔さを欠けば危険を与えてしまうことを学ぶ
• 学生主体の実践:商品理解を深め、楓門祭で来場者に自ら説明・提供する準備
今回の特別講義を通じて、学生たちは「商品を売る」だけでなく「背景を伝える」ことの大切さを学びました。楓門祭当日には、この学びを活かして来場者の皆さんにコーヒーとスイーツを提供します。
学生の探究心とクインテットの確かな技術が交わることで、学びはより深まり、地域とのつながりも広がっていきます。

