2025年10月10日、国士舘大学政経学部赤石ゼミでは、相模原市環境経済局ゼロカーボン推進課のご担当者をオンラインにてお招きし、「地球温暖化対策・特別講義」を実施しました。本講義では、相模原市が掲げる「2030年度までに2013年度比でCO₂排出量を50%削減」という目標に向けた取り組みについて、条例や補助制度、再生可能エネルギー導入、ZEB化、公用車の電動化など幅広い施策が紹介されました。

受講した学生からは、
• 市役所自らが率先して公共施設の省エネ化や公用車の電動化に取り組んでいることに驚いた
• 2013年度から2022年度にかけてCO₂排出量を約19%削減している実績に感銘を受けた
• ノジマやサントリーとの協働、SNS「エコさがみん」など、企業や市民を巻き込んだ取組が印象的だった
• 脱炭素は環境政策にとどまらず、災害対策や健康、地域経済にも関わる大きなテーマであると理解した
といった声が寄せられました。
さらに学生たちは、
• ZEB化や再生可能エネルギー導入の現状と課題を研究したい
• EV導入のライフサイクル評価を検討したい
• 脱炭素EXPOのようなイベント型の普及啓発を自分の研究にも取り入れたい
• 緑区の森林整備や循環型社会の形成など、地域特性を踏まえた実践を考えたい
といった意欲を示しました。
今回の特別講義で得た学びを活かし、赤石ゼミは今年度も「ZERO CARBONポスターセッションチャレンジ」に参加します。このチャレンジは、相模原市が主催し、大学生が「脱炭素×○○」をテーマに自由な発想でアイデアを提案し、ポスター形式で発表するものです。2025年度は11月30日(日)、青山学院大学相模原キャンパスで開催され、さがみはらSDGs EXPOの一企画として実施されます。学生たちは、特別講義で得た知識や疑問を出発点に、研究成果や新しいアイデアを形にして発表する予定です。
最後に、貴重な講義を実施いただいた相模原市環境経済局ゼロカーボン推進課の皆さまに心より御礼申し上げます。
- ZEROCARBONポスターセッションチャレンジ.pdf(873.7 KB)

