2025年10月6日(月)、政経学部経済学科・今ゼミ(専門ゼミナールI)では、青森市の税理士法人に勤務する葛西裕之氏(公認会計士・税理士)をお招きし、「決算書の読み方」というテーマで特別講義を行っていただきました。
冒頭では就職活動がこれから本格化する3年生に向けて、「自分の希望する会社が債務超過になっていないか、赤字ではないかを知っておくことは大事」という問題意識が提示され、続いて決算書を視覚的にわかりやすく理解するためのテクニックについて説明がなされました。
講義の途中では、本学・国士舘大学を含めた複数の学校の決算書(計算書類)を比較し、クイズ形式で「教育機関の収支の構造はどうなっているのか?」「国立大学と私立大学の事業活動収支計算書の違いは?」といった問題を、ゼミ生の間で話し合いながら考えました。学校法人の決算書を初めて目にしたというゼミ生も多く、葛西氏との間で活発な質疑が交わされました。
参加したゼミ生からは「決算書の内容をボックスに書き直してみると、その法人の経営状況がわかりやすくなることが理解できた」「将来、自分も税金には気をつけて会社を経営したい」といった感想が寄せられました。今回の特別講義を機に、また新たな視点を備えたうえで就職活動に臨めることと思います。

