2025.07.14

政経学部の石見ゼミが世田谷区の担当者と意見交換会を実施しました

政治行政学科 教授 石見 豊

政経学部の石見ゼミナールは7月3日・4日の2日間、世田谷区が推進する区民のまちづくりへの「参加と協働」を促進するためのWebプラットフォーム「ツクリテ」について、区の担当者(官民連携・行政手法改革担当課、政策企画課)と意見交換会を実施しました。
1日目は基礎ゼミナールの2年生18人、2日目は専門ゼミナールⅠの3年生18人を対象に行いました。

「ツクリテ」は、世田谷区が東急株式会社と連携して開発したもので、開発の背景には高齢化などの原因による伝統的な地域活動(自治会などによる)の希薄化があります。若者から高齢者までの多様な世代が地域活動に参加しやすいしくみとして「ツクリテ」が考案されました。

意見交換会に参加した学生からは「大人がたくさんいるところに参加するのは少し勇気がいるので、どのくらいの年齢層の人が、何人ぐらい申し込んでいるのかが分かるシステムにするとより参加しやすくなる」「このツクリテが、他大学の学生とも交流できるサークルのような居場所になるのではないか」「活動の参加者(ツクリテ)としてだけではなく、学生自身が活動の主催者(オーナー)の役も担いたい」などの前向きな意見が聞かれました。

ゼミの指導を担当する石見豊教授は「今回はゼミの学生を対象に実施したが、地方自治などの講義も担当しているので、ワークショップ形式などの伝える工夫をした上で今後もより多くの学生たちに知ってもらう機会を提供していきたい」と述べました。

世田谷区担当者による説明の様子
意見交換を行う様子