2025年6月27日、専門ゼミナールⅠの時間に、公益財団法人日本離島センターの小澤卓氏に参加してもらい、「漂着ゴミワークショップ」を実施しました。
まず小澤氏から、日本離島センターの活動内容や、海から流れ着くゴミが島と本土にどんな影響を与えているかをご紹介いただきました。マイクロプラスチックの増加や生態系への影響、回収・処理の難しさなど、現場の声を交えてわかりやすく解説していただきました。
次に、ゼミ生15名は3つのチームに分かれて議論を行いました。
「ルールを厳しくせよ派」
「技術を高めさせよ派」
「意識を上げさせよ派」
各チームは、自分たちの方法がなぜ有効か、具体的に何をすればよいか、実現するにはどうすればよいか、さらに他のチームの弱点は何か、という4つの視点でアイデアを練りました。
その後、クロスディスカッションを実施。自分の意見と違う立場を体験することで、新たな気づきや視野の広がりが生まれました。最後に全員で再度集まり、3つの視点を組み合わせた「総合プラン」を発表。ルール、啓発、技術のバランスをとった多面的な対策が提案されました。
今回のワークショップを通じて、専門家の現場の声を直接聞くことで、問題の全体像と緊急性を実感し、また異なる立場で考えることで、自分のアイデアを客観視し、そして3つのアプローチを組み合わせた現実的な解決策をまとめ、今後の実践につなげることができました。
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