【学生寄稿】「授業の現場から」

経営学科 講師 三谷 華代

「授業の現場から」とは

本企画は、各学部のゼミ・研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ・研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。

三谷華代ゼミ 執筆者:宮嶋佑汰さん(経営学部3年)

経営学科の三谷華代ゼミでは、会計情報を利用した経営分析、経営学・管理会計の基礎知識の習得を目的として活動しています。また、実務で必要となるスキルやコミュニケーション能力を身に付けることができるよう学習をしています。

3年次から始まるゼミ活動では主に企業分析を行いました。興味のある業界から2社を選択し、業界の状況を調べたうえで、各社の経営状態を3~4人のグループで分析します。さまざまな指標の数値の変化についてグループで資料を集めてその背景を分析し、プレゼンテーションにまとめてグループごとに発表が行われます。4年生になった現在は各自の興味があるテーマについて卒業論文の執筆を行っています。

経営学などの基礎知識が身に付くのはもちろんですが、それ以上に普段の授業では学ぶことができない実践的な知識や経験を得ることができました。限られた時間の中で効率的に発表資料を作成するため、他社に配慮したコミュニケーションで相互理解を深め、適切に役割分担をすることで仲間と一緒に問題を解決する力が培われました。また、なぜその分析結果になるのかということを徹底的に追及した経験は、自己分析や企業研究などの就職活動においても役立ちました。

学習面だけでなく、新入生歓迎会やゼミ合宿、追いコンなどのイベントもあり、OB・OGを交えて学年関係なく交流が行われるため、より一層大学生活を楽しめています。卒業までに一回り大きな人間に成長できるよう仲間と一緒に頑張りたいと思います。

<国士舘大学新聞 2023年7月25日発行号に掲載>

後列左から3番目が宮嶋さん、右端が三谷講師