本学では、東京消防庁のご協力のもと、消防官を目指す学生を対象に消防施設の見学会を各学部で実施しています。
体育学部スポーツ医科学科では、必修科目である「救急用自動車同乗実習」を行っています。本実習は、実際の救急現場で消防機関が実施する救急活動を学生自身が体験し、救急活動の実態を正しく認識するとともに、そのほか消防官としての業務全般を理解することで、より実践的な見識を広めることを目的として行われています。
また、法学部の学生は、消防行政をテーマとするゼミ活動の一環として参加し、消防行政の現状や課題について学ぶ機会としています。
学生らは各消防施設の見学を通し、救急救命士や消防行政に必要な知識の習得に励んでいます。
9月17日 第九消防方面本部 消防救助機動部隊見学
同学科および法学部の3年生約160人が、東京・八王子市にある第九消防方面本部消防救助機動部隊(通称:ハイパーレスキュー)を見学しました。消防救助機動部隊は、阪神・淡路大地震の教訓を踏まえ、震災時や大規模な特殊災害に対応するため、平成8年(1996年)に創設されました。第九消防方面本部消防機動部隊は、平成25年(2013年)に多摩地区で2番目の部隊として発隊しています。地域特性でもある広域林野火災、土砂崩落災害等の大規模災害へ対応できるよう、多種多様な特殊車両、資器材、装備が配置されています。各隊員は各消防署から選ばれた精鋭であり、それぞれの専門知識・技術を最大限に発揮し、危険で困難な災害に対応する部隊です。
今回は、あらゆる災害に対して対応していく部隊を見学させていただき、ドローンや強力吸引車などの最新器材・車両や東日本大震災時に原子力発電所事故で活動した同型車の屈折放水塔車、遠距離送水車・ホース延長車。そして、新型コロナウィルス感染症の感染拡大時に活動した特殊救急車(陰圧型)など、通常の消防署では決して見ることのできない貴重な体験をすることができました。
参加した学生からは、「最近、山火事や地震、ゲリラ豪雨等の水害などで大きな被害をもたらしている自然災害が気になります。東京だけでなく各地の被災地や海外まで派遣されていることをお聞きし、また、そのために日々の努力を惜しまない姿を拝見し、誇りと覚悟を感じました」「自分もいつか成長して、同じ部隊員として勤務してみたい」など、感動や新たな決心を伝える学生の声もありました。
当日は、大石正年第九消防方面本部長も立ち寄られ「消防官は、平時の活動から大規模災害への対応まで、あらゆる災害に対応できるように日々、知識と技術を磨いています。皆さんも、将来の自分の目標へ向かって努力し続けていってください。2年後、皆さんと共に働けることを楽しみにしています」と、学生たちへのエールをいただきました。




9月3日 実科査閲予行見学
同学科および法学部の3年生約160人が、東京・渋谷区にある東京消防庁消防学校で実科査閲予行を見学しました。実科査閲とは、4月に入校した新人消防職員が半年間訓練した成果を消防学校長が確認する行事で、本番当日は、ご家族や関係者が招待され訓練の成果を見守る予定です。
今回は、その前日リハーサルで、人員や服装等の点検を行う通常点検をはじめ、部隊の統制を目的とした隊列訓練や行進訓練、ロープを使用した結索法、心肺蘇生法や三角巾等を使用した救急処置などの救急実技、ロープやはしごを使用した救出訓練などが行われました。最後には、一連の建物火災を想定した消防活動総合訓練を行った後、一斉放水で訓練が終了しました。
参加した学生からは、「卒業された先輩方の姿を見て、大学在学中よりも更に輝いているように感じ、卒業後は、自身も先輩方の姿を目指して頑張りたいと思う。また、傷病者の方だけではなく、ご家族や周囲の方々にも寄り添い、サポートできる消防官を目指していきたい」など、前向きな感想が聞かれました。
また、担当教員からは、「それぞれが目指す進路や夢に向かってしっかりと準備し、将来、消防官や社会人として立派に成長した姿を見られることを楽しみにしている」など学生たちにエールが送られました。
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