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2025.09.20

防災リーダー養成論実習を実施しました

教育・研究

8月18日から29日にかけて世田谷キャンパスで、9月1日から6日にかけて多摩南野キャンパスで「防災リーダー養成論実習」を実施しました。
この授業は、災害発生時から自身の身の安全を守りながら、防災リーダーとしての役割を果たし実践できるような知識・技術を身に付けることを目的として毎年、本学防災・救急救助総合研究所が実施しています。

今年は、7学部から759人の学生が参加し、8つのグループに分かれ各グループ3日間の実習を行いました。
演習では、身近なものを使った応急手当の方法や煙ハウスでの煙体験、消火器を使った初期消火訓練を行ったほか、車いすの使用方法や負傷者の運搬方法など要配慮者対応について学びました。
座学実習では、被災者ストレスケアについて学び、話をしたり聞いたりできる環境づくりや、ストレス緩和の方法など心身の両面からサポートし、みんなで支え合っていくことの重要性などについて学びを深めました。
宿泊実習では、避難所生活を体験し、避難所でのプライバシー保護のための仕切りを工夫して設置したり、非常食をつくってみるなど、普段とは異なる環境下でいかに快適に過ごせるかを考え、協力し合いながら実習を行いました。
最終日は、避難所運営ゲーム(HUG)を実施し、「全ての人に優しく」をキーワードに宿泊実習で感じた大変さや体験した活動を振り返りながら、誰もが過ごしやすい避難所を目指してグループで考えた後、全日程が終了しました。

オリエンテーション
応急手当の様子
煙体験
初期消火訓練
2人一組で運搬訓練
車いすの使い方
支持運搬の様子
被災者ストレスケアについての講義
避難所運営ゲーム(HUG)
宿泊実習