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2025.09.18

世田谷区学生交流プログラムを実施しました

教育・研究

8月25日、9月1日の2日間で、世田谷プラットフォームキャリア部会による世田谷学生交流プログラムが実施され、世田谷プラットフォームに加盟している大学のうち、国士舘大学、駒澤大学、成城大学、東京都市大学、東京農業大学の5つの大学の学生合わせて15人が参加しました。

本プログラムは、成城大学のキャリアセンターが中心となり、世田谷区経済産業部と協力・連携しながら企画されました。「世田谷区の未来を考えるプロジェクトを通じて、地域・行政への理解を深める」「他大学の学生とのグループワークを通じて、多様な価値観や対話力を身に付ける」「プレゼンテーションを通じて、企画力や表現力を身に付ける」の3つを目的として実施され、今回は「世田谷区役所新庁舎の屋上庭園の利活用を考える」をテーマとし、本学からも学生2人が参加しました。

8月25日

開会のあいさつで成城大学のキャリアセンター課長 長尾繫樹氏は、「他大学の学生同士で交流することは、とても貴重な経験になる。さまざまな価値観に触れたり、同じ世田谷区の大学生として仲間意識をもちながら、交流を深めてほしい。また、他大学を訪問する機会は多くないので、これを機に他大学のキャンパスに触れ新たな発見もしてほしい」と述べました。

その後、リクルートマネジメントソリューションズの仮谷泰祐氏の進行の下、アイスブレイクで交流を深めたり、自己・他者理解について学ぶことで、グループ活動をより円滑に進める方法について理解を深めた後、活動に入りました。

まず、世田谷区職員の方から、今まで行ってきた世田谷区の活動や世田谷区民との取り組み、また今回のテーマに基づき、新庁舎の完成予想図や屋上庭園の利用予想案などについての紹介が行われました。午後からは、新庁舎に足を運び、2021年に完成した新庁舎1期棟の展望ロビーや議場などを見学し、実際の活動場所や世田谷区の景観に触れながら、今回のテーマである「新庁舎の屋上庭園の利活用」について各々想像を膨らませました。その後は、世田谷区職員の方への質疑応答の時間が設けられ、9月1日の発表会に向け各グループ模索しながら、話し合いが行われました。

参加した本学学生は、「グループ活動を通じて、初めて関わる人に自分の考えを伝える難しさを感じた」「普段見ることができな、場所の見学もでき、勉強になった」「将来の就職活動についても、考える貴重な機会になった」と述べました。

アイスブレイクの様子
自己理解ワーク
世田谷区職員の方による説明の様子
新庁舎見学の様子
質疑応答の様子
グループ活動

9月1日

2日目は、「新庁舎の屋上庭園の利活用」についてのプレゼンテーションを行いました。
各グループさまざまな視点から考えた、企画の提案(開催時期、対象者、メリット・デメリットなど)や目的、PR方法などについて4グループが発表を行いました。

池田結奈さん(政経1年)のチームは「食×健康×季節」をテーマに、4つの企画提案を作成しました。「食」の企画では、夏と冬の野菜の種まき、水やり、収穫を区民参加型で実施し、収穫後はレストランに収穫した野菜を提供。さらに提供後の野菜のゴミを肥料に変えるコンポスト活動を実施するという、持続可能な庁舎というコンセプトに沿った提案を行いました。
その他のグループからも、校外学習や自由研究の活動場所、休養場所としての活用など、よりよい屋上庭園の利活用に向けた多角的な提案が行われました。

その後、個人・チームで振り返りを行い各グループ内で共有したあと、今回活動を共にした仲間へ感謝のメッセージを送りました。

参加した学生は、2日間のプログラムを終えて「授業では体験できない活動や、新しい価値観に触れることができた」「卒業後の進路にも生かしていきたい」などと述べ、グループ活動を通じて協働することの大変さや伝えることの難しさ、コミュニケーションをとることの必要性などについても学んだ様子でした。

発表の様子
講評
各グループ振り返りの発表
メッセージ交換の様子

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