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2025.05.22

防災避難訓練を実施しました(世田谷校舎)

その他

本学は5月22日に世田谷キャンパス(世田谷本部校舎)で防災避難訓練を実施し、学生、生徒、教職員約3,000人が参加しました。本訓練は、消防計画に基づく訓練として位置付けられており、国士舘中学・高校も合同で実施しました。
訓練は、11時25分に震度5強の地震が首都圏を襲ったという想定で行われ、授業中の学生・生徒は教職員の誘導でグラウンドに避難しました。

今回は、初の試みとして避難完了後における迅速な人数把握を目的に、グラウンドにマーカーを設置し、避難学生はマーカーに沿って整列しました。また、実際の大規模地震発生時にグラウンドの放送設備が使用できないことを想定し、大型メガホンを活用しながら学生、生徒、教職員らへの呼びかけを行いました。

本学統括防火・防災管理者の山根潤法人事務局長は、「グラウンドへの避難完了後、交通機関の運行状況や周辺の被害状況を踏まえ、帰宅するか、学園内にとどまるかの判断をすることになる。各自、自宅までの距離や経路を確認するなど、日頃から災害時を想定し、適切な対策を講じてほしい」と呼びかけたのち、「皆さんの整然とした避難行動により、大変すばらしい避難訓練となった」と講評を述べました。

東京消防庁世田谷消防署の宮島和行予防課長は、全国的に自然災害や山火事が多発していることに触れ、「自然災害を未然に防ぐことはできないが、一人一人が災害に対する意識を常にもち、被害を最小限に抑えることはできる。また、火災などを発生させないような心がけもしてほしい」と、日頃の災害に対する心構えの大切さにも触れながら講評を述べました。

グラウンドに避難する学生ら
中高生もグラウンドに避難
教職員による整列誘導
職員による避難完了の報告
統括防火・防災管理者の山根法人事務局長による講評
世田谷消防署の宮島予防課長による講評