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2022.04.23

世田谷区と保健所業務の協力体制に関する協定を締結しました

地域連携・社会貢献

本学と世田谷区は1月、「災害時及び新型インフルエンザ等感染症対応における保健所との協力体制に関する協定」を締結しました。災害や感染症まん延などの緊急時において、ひっ迫する保健所業務に対し本学の資源を活用して区民などの生命および健康確保を図ります。
具体的には、災害対応として医療機関などへの傷病者の搬送や避難所の運営協力を、感染症対応として自宅療養患者の対応や搬送、保健所の後方支援業務などを行います。

コロナ患者対応 本学救急救命士が世田谷区の保健所を後方支援

本学は本協定に基づき世田谷区から要請を受け、1月から3月にかけて約3カ月間、新型コロナウイルス感染症患者のトリアージ対応に協力しました。本学防災・救急救助総合研究所や体育学部、救急システム研究科の救急救命士資格を持つ教職員および大学院生15人が、自宅で療養する患者の訴えや症状から重症度を判断し、状況により救急要請の対応や入院受け入れ先病院の手配などを行いました。日中は保健所において、夜間は専用携帯電話を用いてオンコールで対応し、感染者急増を受けひっ迫する保健所業務の軽減に協力しました。