Kokushikan Magazines Feature

夢を叶える大学であり続けるために(対談ー理事長×学長)

国士舘の“いま”、そして“これから”

学校法人国士舘 理事長
瀬野 隆
国士舘大学 学長
田原 淳子

良き伝統を大切に守りながら、
時代の変化に対応した学びの環境づくりを。

田原 国士舘大学では、創立以来100年以上にわたり、自分を活かし、多様な人々を活かしながら、国内外で活躍する活人”を育成しています。警察や消防など、人を支える職業”に多くの卒業生を輩出しているのが、その証です。

瀬野 その核にあるのが、「国を思い、世のため、人のために尽くせる人材の養成」という国士舘建学の精神です。学生一人一人の“人そのもの”を育てていくことに、すべての教員、職員が真剣に取り組んでいるのが、国士舘らしさであると感じています。

「AI・データサイエンス教育プログラム」と「防災教育」

田原 こうした良き伝統を守りながら、社会の変化を敏感に柔軟にキャッチして学びの環境を整えているのも本学の特色といえます。「AI・データサイエンス教育プログラム」と「防災教育」に力を入れており、副専攻として学部を問わずに学ぶことができます。

瀬野 「AI・データサイエンス教育プログラム」については、文部科学省が推進する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベルと応用基礎レベル)」に認定されており、先進のプログラムを本学で学ぶことができます。

田原 「防災教育」については、全学生対象の「防災総合基礎教育」をはじめ、講義と演習で学ぶ防災リーダー養成カリキュラムを展開しています。「防災士」の養成にも力を入れており、これまでに資格を取得した学生は1,500人を超えています。また、防災分野をはじめ社会実装が進むドローン操縦の国家資格取得講習も実施しており、社会で活躍する最新の知識や技術を身に付けることができるので、ぜひチャレンジしてほしいです。

瀬野 防災士に関しては、将来的には約半数の学生が資格を取得することを目標にしています。また、多くの学生が災害ボランティアに参加し、災害時の実情を理解しており、社会に出た際に非常に役立つと考えています。

田原 小学校教員となった卒業生が、本学の防災教育を活かして、全校児童の前で実演指導しているという話を聞きました。また、防災士の資格は、民間企業でも、災害時に資格や知識を発揮できるので、積極的に受講していただきたいです。

グローバルな舞台で活躍する“地球市民”を育成

田原 グローバル化が進む社会において、世界的な課題を見つめ、考え、行動する力を養う、“地球市民”の育成にも力を注いでいます。さまざまな留学制度を充実させるほか、海外協定5大学とともに、「アカデミックコンソーシアム」を定期開催し、学生たちの国際交流の場を広げています。

瀬野 国士舘大学は現在、24カ国・1地域で53大学3研究機関と学術交流協定を締結しています。世界とつながり、国や文化の違いを認め合う視野の広さを身に付けながら、グローバルな舞台で活躍する機会にあふれています。

学系・コース再編とカリキュラム改革

田原 時代のニーズに合った大学であり続けるために、2026年度から4学部(理工、法、文、21世紀アジア学部)で学系・コースの再編やカリキュラムの改革を実施します。
たとえば、文学部では、初等教育課程と中等教育課程に分かれていたコースを1コースに統合し、新たな教育学科としてスタートします。これにより、教育学科の全学生が幼稚園、小学校、中学校(社会科・保健体育科)、高等学校(地理歴史科、公民科、保健体育科)、特別支援学校、養護教諭の各一種免許状といった幅広い選択肢の中から自分の興味や進路選択に合わせて免許状の取得を目指せるようになります。
また、21世紀アジア学部では、2025年度から日本サッカー協会公認C級ライセンスの指導者資格取得のための集中講義も開講し、国内はもちろん、アジアをはじめとする海外で指導者として活躍できる道を開いていきます。

瀬野 これらの資格に加えて、税理士や公認会計士など、卒業生が社会で活躍する機会をどんどん増やすために、大学院も含めたカリキュラムの改革を進めていきます。

田原 カリキュラム改革には、学部の垣根を低くするというねらいがあります。実社会の課題解決のためには、さまざまな分野の知識や技術を融合する必要性に直面します。自分の専門分野に他分野の学びを掛け合わせることで、自由な領域の学びを探究できるのではないでしょうか。7学部10研究科、研究所を有する総合大学・国士舘の強みを活かして、社会で活躍するための“総合知”を身に付けられる環境をどんどん整えていきます。

次世代を担う、新たな国士舘へ。キャンパス環境整備事業、進行中

瀬野 国士舘では現在、世田谷キャンパス校舎の建て替えを中心とした環境整備事業が進行しています。
急激に進む情報化社会の中で、次世代をリードする知の拠点を創出するという思いのもと、ICTを活用したデジタル技術を取り入れ、“どこでも学べ、議論ができ、休息できる”学生の自由な居場所を積極的に創出します。

田原 教室の机や椅子を可動式にして自由なレイアウトができるようにするなど、アクティブラーニングを想定した教育環境を構想しています。教室だけではなく、友だちとおしゃべりを楽しんだり、食事をとったり、PCで自習をするなど、自由に使える場所を随所につくることで、コミュニケーションが豊かになり、そこから新しいアイデアが生まれていく。“余白”がたくさんあるキャンパスを目指しています。

瀬野 いかに広く、区切らずに、快適な空間をつくるか。授業が終わっても、キャンパスでずっと過ごしたくなる、居心地の良さを追求しています。

田原 スポーツの機会がもっと身近になる施設や、健康的な食事の提供など、あらゆる面で学生ファーストを実現するキャンパスで大学生活を楽しんでほしいと思います。

瀬野 地域との連携を強化し、災害時には防災拠点にもなる。既成概念に捉われない、まったく新しい大学の姿を国士舘が実現していきます。

安心安全なキャンパスづくり

田原 学生が快適に過ごす基盤となるのは、安心安全なキャンパスづくりです。アスリートも多くいる大学ですので、けがへのケア、心理面でのサポート、さらには、女性アスリートへの専門的な支援など、誰もが安心して学生生活を過ごせるキャンパスづくりを進めていきます。

瀬野 田原学長は、国士舘では初めての女性学長です。女子学生へのさまざまなケアが行き届いた環境は、すべての学生にとって過ごしやすい環境になります。女性視点からのキャンパスの改善に、非常に期待しています。

学生へのメッセージ

“好き”を見つけ、自分の可能性を磨く4年間に

田原 
国士舘は、教員と学生の距離が近く、“面倒見の良い大学”だと自負しています。
本学で、好きなことを見つけ、自由にとことん探究し、自分の可能性を磨きながら、仲間や先輩・後輩、教職員との関係を生涯の財産としてください。
国士舘がワンチームで皆さんの成長を全力でサポートします。

瀬野 
国士舘は、“夢を叶える大学”です。
学生一人一人の夢を現実のものとするために、ハード、ソフト両面から大学の改革を進めていきます。国内のみならず、海外での活躍する力を磨く機会にもあふれています。
ぜひ、国士舘で大きな夢を叶えてください。


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