
どんなことでも一生懸命取り組み、自分にできることは何かを常に考え新しいことに挑戦し続けていきたいです
神奈川県私立 平塚学園高等学校 出身

国士舘大学に進学を決めた理由
警察官を志す中で、「国を思い、世のため、人のために尽くせる人材の養成」という国士舘大学の建学の精神に共感し、進学を決めました。
誰かに必要とされることで自分の存在意義が生まれると感じています。模擬裁判や法律討論会、外国語力リキュラム、防災リーダー養成論実習など、国士舘ならではの実践的な学びにも魅力を感じています。

大学のお気に入りの場所を教えてください
模擬法廷教室がお気に入りです。模擬裁判をすることで仲間と様々な意見を交わし、視点の違いなど気づくことができ、自身の成長に繋がる場所だと感じています。2年次では、模擬裁判の授業に参加し、野球観戦中ファウルボール飛来による負傷についての民事事件を原告訴訟代理人役として動画作成に取り組みました。また、3年次ではゼミの授業で殺人未遂事案の刑事事件を裁判長役として取り組んでいます。実際の裁判を想定しながら、弁護人、裁判官、検察官のそれぞれの立場、視点で学ぶことができて楽しいです。また、ゼミでは中学生の模擬裁判授業のフォローなども行い、どのように伝えれば分かりやすく裁判の仕組みを理解してもらえるのか日々探求しています。

将来、どんな人になっていきたいですか
将来は、警察官として国や社会に貢献し、バランス感覚を持った人になりたいです。刑法の授業で「人権主義」と「必罰主義」の両立の重要性を学び、どちらかに偏らずバランスを取ることが必要だと感じました。この感覚は社会人としても大切です。
大学生活やサークル、ボランティアを通じて「自律」「協調」「自発」 の能力を高め、多くの人の役に立ちたいと思います。

現在、意識して取り組んでいること
3年生になり、一つの目標にこだわらず広い視野で物事を考え、取り組むことを意識しています。警察官だけでなく、行政職や検察事務官などにも興味を持ち、見学会やボランティア活動に参加することで、「自身がどのような場面で社会に貢献していきたいのか」を考えながら経験を積み重ねていきたいです。また、意見を述べる際は根拠を重視し、SNSの情報を鵜呑みにしないよう心がけています。

国士舘大学での学生生活で1番嬉しかったこと・楽しかったことは何ですか
今年5月、「全日本大学生中国語スピーチコンテスト (東日本ブロック)」で優秀賞を受賞しました。警察官を志す中、中国語が現場で役立つと考え学び始め、苦手だった発音も会話を重ねる中で上達。
本番では世界平和への想いを伝えることができ、嬉しかったです。
ご指導くださった先生方に感謝し、今後も学習を続けていきます。

好きな言葉(または座右の銘)を教えてください
好きな言葉は「一生懸命やって勝つことの次にいいのは一生懸命やって負けること」です。
この言葉は、ルーシー・モード・モンゴメリ(赤毛のアンの著者)が、失敗や困難を乗り越えて成長していくことの大切さを説いたものです。私は一生懸命努力した結果、失敗することがあっても、その努力自体に価値があると考えています。一生懸命努力することは、必ずしも結果を保証するものではありませんが、その努力自体が、自身の成長や財産となり、次なる活路を見出してくれると信じています。

トキメキKOKUSHIを読んでくれる皆さんに【ひとこと】お願いします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。学生生活で得る経験や学びは自身の成長や財産に必ず繋がると信じています。また、一つの目標にこだわるのではなく、幅広い視野で取り組むことで、新たな発見や価値観が生まれてくることを実感しています。まずはどんなことでも一生懸命取り組み、自分にできることは何か常に考え、多くの人と関わり、新しいことに挑戦し続けていきたいです。そして、警察官として多くの人に信頼される存在になりたいです。
2025年7月取材