
大学の図書館を最大限活用して、さまざまな作家の作品に触れたいです
長野県立 篠ノ井高等学校 卒業

好きな授業や面白い授業は何ですか
文学作品を読み解き、時代背景や作家について学ぶ講義が特に好きで、さまざまなな時代や外国文学の講義を受けてきました。読書が好きで、 学校でも家でも本をよく読んでいました。
国語の授業も楽しく、読んだことのない作品を学び、先生が作品や作家、 時代について楽しそうに説明するのが楽しみでした。大学の講義では、より深掘りした内容や、大学ならではの話を聞け、さまざまな時代やジャンルの作品に触れたことが良い経験になりました。

在学中に叶えたいことは何ですか
大学の図書館を最大限活用して、さまざまな作家の作品に触れたいです。学習の一環として全集を読む機会があり、作品だけでなく、作家自身やその人を取り巻く人々の言葉、考えについて触れ、自分なりに解釈を深める機会がありました。そういった資料の多くは、高価で自分では手に入れにくいものが多いので、図書館で手に取ることができるうちにたくさん読んでおきたいと考えています。

現在、意識して取り組んでいることは何ですか
私は現在、「博物館学芸員」の資格取得を目指して勉強しています。
講義で学んだ内容を実際に確かめるため、博物館や美術館に足を運び、それぞれの施設が何に重点を置き、どのように運営されているのかを自分の目で見て学んでいます。

国士舘大学に進学して良かったところを教えてください
私は大学進学をきっかけに地元を離れています。家族や友人に会うため、長期休み等に帰省していますが、今まで当たり前のように毎日会っていた人たちになかなか会えなくなったことや、着実に歳を重ねていることに寂しさを感じることもありました。もちろん、大学でも良い出会いに恵まれ、素敵な人たちに囲まれて生活していますが、いつまでもずっとこのままではないということを改めて感じ、より一層一つ一つの出会いを大切にしたいと考えるようになりました。

部活・サークルではどのような活動をしていますか
私は「混声合唱団」と「美術部」に所属しています。自分の好きなことができる環境を求め、この2つの団体で活動しています。主に学園祭に向けて練習や作品制作を行っており、どちらも自由度が高く、自分のやりたいことに挑戦しやすいです。
特に美術部は、決まった活動日がないので、自分のペースで作品を作れる点に魅力を感じています。部員との交流は少ないかもしれませんが、会った時にはたくさん話し、より良い環境を作るために顧問とも話し合っています。

好きな言葉(または座右の銘)は何ですか
好きな言葉は「猫に九生あり」です。これは「猫は命が九つもあって、何度でも生まれ変わる」という西洋から伝わった表現で、日本にも似たような言葉があります。
どちらも猫の生命力の強さやしぶとさから生まれた言葉で、私もそんな猫のように、どんなことがあっても強く、伸びやかに、私らしく生きていきたいと思っています。

トキメキKOKUSHIを読んでくれる皆さんに【ひとこと】お願いします!
私は日本語特有の繊細な情景描写や色彩、 感情表現が好きで、文学の視点からもっと日本語について学びたいと考え、文学部に進学しました。私にとって言葉は慎重に扱うべきものであり、綺麗なものを綺麗だと表現するためのものです。
ここで得た学びと経験を大切にし、これからも日本語を扱っていきたいです。
2025年4月取材