本学は11月17日、国士舘楓の杜キャンパスで地域連携防災訓練を実施しました。
本イベントは地域住民を対象にキャンパス周辺の災害リスクを踏まえた防災訓練や防災知識の普及・啓発を図るため、町田市役所及び町田消防署協力のもと、周辺の4つの自治会と国士舘との共催で行われ、多くの近隣住民が足を運びました。
当日は自治体ごとに分かれ、それぞれのブースで訓練を行いました。応急手当訓練および救命訓練(AED)では本学防災・救急救助総合研究所の教員らが、心肺蘇生処置をはじめAED使い方や、身の周りにある物を使用した骨折時の固定や止血法などの実践的な指導にあたりました。
炊き出し訓練では、町田市職員らが災害発生時の非常食となるアルファ米の食べ方などを解説したほか、防災講話では避難所の開設・運営をはじめとする役割分担やレイアウト配置など自治会の防災行動力の向上について解説しました。
初期消火訓練では、町田消防署員らが消火栓に直結し水道配管の圧力で放水するスタンドパイプや水消火器を用いた消火要領の指導を行い、小さな子供や女性でも正しく消火できる方法を解説したほか、煙体験訓練では火災発生を想定し、煙の中を低い姿勢で歩き出口にたどり着くまでの体験を行いました。
本イベントでは、普段同キャンパスを使用している本学サッカー部の学生が受付などの運営に参加協力するなど、地域住民との交流を深めながら自助・共助の心を育てました。
2024.11.21