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在学生

豊富な実習や救護活動で身につけた実質的な知識や技術。将来は、救急救命士育成に携わりたい。

体育学部 スポーツ医科学科 3年 松尾 祥汰 (静岡県私立桐陽高等学校 出身)

体育学部スポーツ医科学科に進学しようと思った理由を教えてください。

私が国士舘大学を志望した理由は、即戦力を備えた救急救命士になるためです。
スポーツ医科学科には、救急処置実習をはじめプール実習・海実習・河川実習・救助実習など豊富な実習があるほか、病院前と病院内で豊富な経験を持つ先生方がいます。そして、東京マラソンなどのマラソン大会やプロスポーツ会場で救護活動を行う機会もあります。
救護活動の実習では1年次から医療従事者とペアを組み、実際の傷病者の観察、判断、処置、評価を行うことができ、実践に即した経験を身に付けることができます。
これらの理由から、国家試験に合格する学習だけではなく、学生のうちからさまざまな経験ができ、多くの技術と知識を身に付けて救急救命士の資格を取得し即戦力になることができると思い国士舘大学を志望しました。

将来の夢やビジョン、取得したい資格など、成し遂げたいことを教えてください。

私の将来の夢は、救急救命士養成大学の教員になることです。
きっかけは、1年次に先輩の救護救急学会に参加した時に救急現場以外にも多くの病院前活動、病院内活動があることを知ったことです。
この経験から自分が救急救命士の資格を取得し救命に寄与するだけではなく、救急救命士として救急医療に携わりたいと思う学生を教育して全国、そして世界の救急医療に寄与していきたいと思いました。
そのため教員になるために医療系の学会に参加し最新の知見を学んだり、先生方が開催する講習へ参加しています。また教育機関で開催される心肺蘇生法の講習会に参加し心肺蘇生法の普及だけでなく、相手に対してどうすれば伝わるのかなどを考えながら教員になれるよう日々精進しています。

学年を重ねることで自分の成長に役立ったことはありますか。

本学では1年次から4年次へ徐々にステップアップしていく過程の中で、課外学習で救護活動や心配蘇生法講習を実施しています。例えばマラソン大会に救護スタッフとして参加し、怪我人や急病人が出た際にはペアの救急救命士と対応にあたります。そのため一年次から実際の傷病者に対応することができ、授業で学んだことを実践する場があります。

また心配蘇生法講習では先生方と共に地域の学校や施設に出向き、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方などを教える課外活動があります。未就学児から学校の教職員までさまざまな年齢に合わせ、伝え方などを変えながら、どうしたら一般市民に伝わるのか、など試行錯誤しながら学習することができます。
このように、机上での学習や実習だけではなく、実際の現場で学んだことを実践できるため、即戦力のある救急救命士になるためにステップアップすることができます。
今後も積極的に課外活動に参加して、授業で学んだことを活かしていきたいです。

国士舘に進学して良かったと思うことを教えてください。

豊富な実習と、学んだ知識や技術を活かす機会が多くある点です。

実習では心肺蘇生法や外傷活動、急病傷病者への対応方法などを学びます。また、東京マラソンをはじめ年間数十件のマラソン大会、JリーグやBリーグ、ラグビーリーグワンなど多くのスポーツ会場での救護活動を行っています。入学して参加した救護活動の中で、重症熱中症傷病者に対応したり、プロ選手の脳振盪に対応したりと授業での模擬患者とは違い、実際の傷病者を対応しました。ここでは授業で学んだ観察や処置を実践することができ、また医療従事者の先生方や国士舘大学OB・OGの先輩方と協力しながら傷病者の救命、生命、機能予後に寄与することができました。

また、経験豊富な先生方から指導を受けられることも良かった点です。実習の授業では、東京消防庁で40年近く現場を経験してきた先生方から、実際の現場の様子や経験を踏まえながら観察や処置を学ぶことができます。また7人ほどの班編成を組み少人数で学ぶことができるため実習での経験を多く積むことができます。

多くの先生方が、さまざまな学会や救急救命士会など職能団体に所属し研究されているため、最新の知見や実症例を学ぶことができ知識のブラッシュアップを行うことができます。また研究に参加させていただいたり、医療従事者向けのコースや学会に参加させていただくことができるため、新たな知識や技術を身に付けることができます。

国士舘大学をめざす受験生へのアドバイス、メッセージをお願いします。

国士舘大学では、経験豊富な先生方からさまざまな環境下での実習や授業を通して知識・技術を学ぶことができます。またその知識・技術を活かす場面も多くあり、救急救命士の資格を取得してから傷病者の対応をするのではなく、学生のうちから傷病者対応ができるため即応力のある人材になることができます。

国士舘大学でしか学べないことが数多くあると思います。ぜひ一緒に学んで今後の救急医療に貢献していきましょう。



掲載情報は、2024年のものです。