体育学部スポーツ医科学科で消防官採用試験担当指導者を務める宮野收先生が、電車内で意識を失った男性の人命救助を行い、その功績が称えられ、7月16日東京消防庁昭島消防署で総監感謝状の贈呈式が行われました。
本事案は、6月13日午前6時30分ごろ、JR五日市線の車内で、乗客の男性が突然倒れ意識を失い、乗り合わせていた宮野先生ほか2人が交代しながら胸骨圧迫を行いました。また、隣駅で傷病者をホームに移動させたのちに、駅員が持ってきたAEDを用いて除細動を行い、意識レベルを回復させ、救急隊に引き継ぎました。その後、男性は医療機関へ搬送され一命を取り留めました。
宮野先生は東京消防庁で長年勤務され、麻布消防署長や本所消防署長などを歴任。退官後は杏林大学保健学部の特任教授として消防官輩出に寄与されました。4月29日付で発表された令和7年春の叙勲では、「瑞宝双光章」を受章しており、本学で消防官採用試験の指導に携わっています。
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