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2024.12.17

スポーツ医科学科・退職教員による特別講話が行われました

12月14日、多摩キャンパス201教室で今年度末で退職される教員による特別講話が行われ、体育学部の教員や在学生など約90人が参加しました。

今年度で退職するのは杉本勝彦教授、伊藤挙教授、藤井朋子教授の3人で、各々の経歴や研究分野をもとに、学生へ向けた最終講義を行いました。

開催にあたり、牧亮スポーツ医科学科主任は、3人の本学での経歴などについて紹介した後に「学生の皆さんは、各研究分野でのスペシャリストの教えを受けていたことを誇りに思いながら、講話に耳を傾けてほしい」とあいさつしました。

まず、外傷学や防災医学が専門の杉本教授の講話では、実体験をもとにした諸外国での医療の現状や課題、日本国内での医療や防災に対する今後の展望について説明がされるなど、国際的に活躍した杉本教授ならではの経験を惜しみなく伝えました。

次に、公衆衛生学を担当していた伊藤挙教授の講話では、自身の経歴の紹介と長年携わってきた脳に関する研究に対する説明がされ、細胞や周波数などのデータを具体的に示しながらも、ときにユーモアあるスライドを交え、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

最後に、藤井朋子教授より、専門分野であるスポーツ医学に基づいた「高齢化社会」をテーマとした講話がされ、高齢者に起こりやすい怪我や病気の内容と身体組成などの因子の関係性について、研究でのデータや自身の医療現場での経験を伝えながら分かりやすく説明しました。

その後、代表の学生より記念品と花束が贈られ、会場からは万来の拍手が送られるなど、会場全体で3人の教員に感謝の気持ちを伝えました。

最後に、退職する教員らより「国士舘での防災や救急に対する学びは必ず将来に生きてくる。人生は、ときに思い通りにいかないこともあるかと思うが、前に進み続けてほしい。皆さんがさまざまな現場で活躍することを楽しみにしている」と学生へ激励のメッセージが送られました。

会場の様子
杉本教授
伊藤教授
藤井教授
学生から花束と記念品が贈られた
スポーツ医科学科の教員らと記念撮影