News
2025.10.01

文学部4年・小林龍斗さん 人命救助を行い海老名消防署から感謝状

人命救助に貢献したとして、文学部4年の小林龍斗さんが9月29日、海老名消防署より感謝状を授与されました。

小林さんは5月23日、教育実習先に向かうため相鉄線に乗車中、走行中の車内で男性が倒れたところを目撃。すぐさま、駆け寄るとともに意識と呼吸がないことを確認し、胸骨圧迫を実施しました。海老名駅到着後、駅員が持参したAEDで電気ショックを実行したところ自己心拍が再開。駆けつけた救急隊に引き継ぎ、男性は一命を取り留めました。

その後、男性は7月にリハビリを通して歩けるまで回復し、8月末に社会復帰を果たしました。
小林さんは高校時代、日本赤十字社が実施する「赤十字ベーシックライフサポーター」の資格を取得したほか、本学進学後も教職課程の「救急処置」を通して日ごろから応急手当の知識と技術を学んでいました。

表彰を受け小林さんは「倒れたところを目撃し、すぐに駆け寄り反応も薄く脈も浅いことから、自分がやらなきゃと思い行動しました。来年の春から高校の保健体育教諭として働くことが決まっています。今回の経験を通して、誰かのためになれるよう行動に移すことの重要性を伝えていきたいです」と述べました。

海老名消防署での表彰式