私が勤務する東京法務局は、登記、戸籍・国籍や供託に関する民事行政事務、訟務に関する事務など、多岐にわたる業務を扱っています。
いずれも国民の権利と財産を守る業務であり、法律の専門知識が求められますが、在学中の授業で身に付けた民法の知識が実務に役立っています。
また、人権分野についての授業の中で先生がお話しになった、「理解してもらうには何度でも伝え続けることが大事」という言葉は、窓口業務での私の基盤となっており、お客様が申請業務を迅速に行えるよう、常に丁寧な対話と説明を心がけています。
現在は、総務部会計課に所属し、管内24ヵ所にある法務局の消耗品の調達を主な業務としています。決められた予算の範囲内で、いかにやりくりするかが重要で、各庁に代替品の提案をするなど苦労もありますが、法務局の円滑な運営を支えるという充実感を持って業務に臨んでいます。
これからも、「世のため、人のために尽くす」という国士舘の建学の精神に通じる、常に真摯な姿勢で取り組むという仕事観のもと、困っている方に寄り添い続けていきます。
掲載情報は、2023年のものです。