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2025.12.12

人事院担当者による国家公務員説明会が開催されました

法学部は11月26日、国家公務員を目指す学生を対象としたガイダンスを開催し、学生約60人が参加しました。

本ガイダンスでは人事院の採用担当者を中心に、法務省と宮内庁から4人の職員が登壇し、試験の概要や具体的な業務内容、キャリアパスについて講演しました。

法務省の紹介では、「誰もが安全安心に暮らせる公正公平な社会を実現すること」を使命とし、その業務は、国民の基本的な権利を支える行政から、社会の治安維持、犯罪者の更生支援に至るまで多岐にわたり、全国で5万人以上の職員が働く巨大な組織と紹介されました。矯正局総務課の宗村和哉氏(平成22年卒業)は、自身も体育学部武道学科の卒業生であると述べ、学生時代に行っていた剣道の経験から、法務省の採用試験にあった武道選考枠を活用して採用試験を受けたことが紹介されました。

宮内庁式部職儀式第一係の村田大空氏(令和6年卒業)は本学の法学部の卒業生として、学生時代に学んだことや就職活動時代に勉強してきたことなど、学生にとってわかりやすい身近なものでたとえながら説明しました。
村田氏は高校生の頃、新年の一般参賀に参列し感動した経験から、皇室を支えたいという明確な目標ができ、宮内庁を志望するきっかけに繋がったと述べました。在学時代は、3年生の後半から試験勉強に専念できるよう、計画的に単位を取得し、試験勉強に臨みました。学外の公務員試験対策講座を利用し勉学に励んだほか、塾講師のアルバイトと両立したことで、メリハリをつけて生活できたと振り返りました。村田氏は自身の業務を「国の中枢を担う業務」とし、歴史的な儀式や重要な国事行為の準備と運営に携わることで大きな感動とやりがいを感じていると述べました。

ガイダンス終了後も多くの学生が質問するなど、国の業務に携わる職員の生の声を聞くことのできる貴重な機会となりました。

人事院人材局企画課人材確保対策室 林 雅人氏
法務省大臣官房人事課任用第二係 藤井 遼氏
法務省矯正局総務課 宗村 和哉氏(平成22年体育学部卒)
宮内庁 式部職 儀式第一係 村田氏
学生からの質疑応答にも対応