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2025.11.05

比較法制研究所主催公開講演会「戦後日本と日本人の精神」を開催しました

11月3日、法学部附属比較法制研究所主催の公開講演会が世田谷キャンパス34号館B棟304教室で開催され、ジャーナリストの大高未貴氏が「戦後日本と日本人の精神―『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書―」と題して講演しました。
はじめに田原淳子学長があいさつで、国士舘創立100周年記念事業の一つである極東国際軍事裁判(東京裁判)研究プロジェクトを継承するものとして、毎年開催している本講演会の趣旨を説明しました。

大高氏は、戦後日本の精神的萎縮の最大の要因は東京裁判であり、その仕組みを解明する必要性を訴えた上で、移民問題や歴史認識問題、国際情勢などについて言及し、その背景を考察しました。
歴史認識問題では、ブライアン・マーク・リッグ氏の著書『ジャパンズ・ホロコースト』を批判的に検証し、同書が、日本がホロコーストを行ったという史実に基づかない歴史を流布していると指摘。その上で大高氏は、世界が日本を必要とする時代が来ると強調し、日本古来の精神が世界を救う可能性に言及し講演を締めくくりました。
講演後には質疑応答の時間が設けられ、参加者から活発な質問が寄せられました。

大高氏