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2025.11.07

【楓門祭企画イベント】起業家シンポジウムを開催しました

経営学部は、11月2日に楓門祭の企画イベントとして、本学卒業生を含む講師3人を招いた「起業家シンポジウム」を開催し、将来起業家を目指す学生や同じく起業家として働く人などが参加しました。
講演では、現在の仕事についてや起業家を目指したきっかけ、また3人とも昔と現在の職業が異なることから、過去に行っていた仕事から学んだことなど、さまざまな視点から説明がなされました。

1人目に講演を行った、菊地賢吾氏(令和5年経営学部卒業)は、卒業後、株式会社マテリアルデジタルに就職しながら、大学2年次に自ら設立した「Tony 株式会社」でEC事業やWeb、CM制作など幅広い業界での映像制作を行っており、現在は「SHERPA」というブランドを立ち上げ、サッカーグローブなどのスポーツ用品の販売も展開しています。講演で菊地氏は、「時間軸」と「経験軸」に触れ、勉強や物事に取り組み、費やした時間があるからこそ得られるものがあることや、誰もやったことがないことに取り組んだり、その人自身しか持ちえない経験をすることの大切さを述べました。

2人目に講演を行った、柳元大樹氏(平成24年政経学部卒業)は、卒業後、旅行代理店エイチ・アイ・エスに就職し、営業所長や商品企画などに従事。その後、澤田経営道場に入門し全国各地で実践体験を経験しながら経営について学び、令和5年6月に「らしく株式会社」を設立しました。全国の地域物産品の販売やイベントの開催、訪日外国人向けの旅行商品を企画し「地方創生プレミアムインバウンドツアー」事業の展開をしています。講演で柳元氏は、自身の経験から「顧客の『不』について考える」「自分の『夢中』に気づく」「考えられるより『動ける』方が強い」「起業は目的ではなく『手段』」の4項目を述べるとともに、現在の仕事を通して日本の魅力を世界へより広めていきたいと意気込みを語りました。

3人目に講演を行った、竹中徹氏は、平成20年に北海学園大学を卒業後、SMBC日興証券に就職し、資産運用コンサルタントとして勤務した後、株式会社IS.PROJECTS(独立系ファイナンシャルアドバイザー法人)へ転職。そして、令和6年8月に「ウナギノボリ・アセットマネジメント」を設立し、富裕層個人・法人専門の資産運用管理に従事しています。講演で竹中氏は、仕事をする上でコミュニケーションやそこから生まれる信頼関係の大切さに触れるとともに、北海学園大学時代の恩師である本学経営学部の田中史人教授の「田中ゼミ5箇条」に触れ、学生時代の学びについても振り返りました。

講演終了後は、来場者からの質疑応答の時間が設けられ、「積極的にコミュニケーションをとっていくこと」「まずは挑戦してみる勇気をもつこと」とアドバイスし、起業家を目指す人たちへエールを送りました。

菊池氏
柳元氏
竹中氏
質疑応答の様子