本学では、実践的な知識や理念を学ぶ機会として、団体・企業などの学外機関や個人から、講師の派遣・協力を得て「寄附講座」を開講しています。経営学部の春期講義「特別講義X」では、一般社団法人日本ショッピングセンター協会のご協力のもと、社会の第一線で活躍する実務家からビジネスの現場を学んでいます。
5月23日は、株式会社新都市ライフホールディングスの丹野亮吾氏をお招きし、「地域と連携」をテーマに地域における企業の役割や、行っている取り組みについて講義を行いました。
丹野氏は、活動目標のひとつとして「タウンマネジメントの活性化」をあげ、ショッピングセンター・光が丘IMAで実施している「エコドライブプロジェクト」や、光が丘公園と連携したイベント開催、また地域連携の取り組みとして団地住民や消防署合同で行う防災訓練など、実際に行っている活動も踏まえながら会社の取り組みについて紹介しました。
また、団地住民の年齢層が高まっていることから、小型電動自動車を使用し誰でも簡単かつ楽に利用できる移動手段の社会実装を検討する取り組みや、イベント会場を使用した防災訓練を行うことで、実際の災害時のホール内での音の反響を体感できるなど、住民のニーズを汲みとった、本番さながらの活動が重要であると述べました。
講義に参加した学生からは「会社の業務内容はもちろん、社会貢献や地域連携などより身近な取り組みについて話が聞けてよかった」「SCビジネスとして、テナントの選び方などについてもっと勉強していきたい」などの感想が聞かれました。
最後に丹野氏は、活動の主役は地域の方々であると述べ、「地域とショッピングセンターをつなぐ役割としてお客様へ『楽しい時間』を提供し、一つ一つの出会いを大切にしながら、安心・安全な街づくりを目指していきたい」と学生たちに熱い思いを伝え、講義が終了しました。
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