Voice

卒業生

在学中に身に付けた“客観的視点”。外国人選手の気持ちに思いを巡らせ、通訳として二人三脚で試合に挑んでいます。

21世紀アジア学部 21世紀アジア学科 2018年度卒業 中西 等々(宮崎県私立日南学園高等学校 出身)

株式会社阪神タイガース

球団本部 チーム運営部 通訳

    

    

在学中に硬式野球部でマネージャーを務めた経験と、独学で磨いた英語力を活かし、プロ野球の阪神タイガースで、外国人選手の通訳を務めています。

日々の通訳業務は全体の2割程度で、選手や家族の日常サポートが大きな比重を占めます。マネージャーとして培った“人をよく見てケアをする”という長所を活かし、選手と二人三脚で歩んでいます。シーズン中、不振で葛藤してきた選手が、日本シリーズで活躍し日本一に貢献した姿を見たときは、我が事のようにうれしく思いました。

通訳としての英語力は、本学部の充実したカリキュラムに加え、独学で中学文法から学び直すことで養いました。在学中に身に付けた、国も文化も異なる中での円滑なコミュニケーションに不可欠な客観的な視点は、“自分の常識だけで判断せず、選手の言葉や行動の背景に思いを巡らせる”という仕事観の軸となっています。

さらに、異国の地で語学習得に打ち込む留学生の友人の姿や、アメリカへの「海外研修」で、生きた英語や異文化に触れた体験は、英語の勉学に打ち込むための大きな刺激となりました。文武両道を叶える環境が整った21世紀アジア学部での4年間は、すべてが未来に直結しています。



掲載情報は、2024年のものです。