asia21 2026年 新設コースと育成する人材像

コースに共通する育成する⼈材像
躍動する 21 世紀のアジアという広い世界で活躍できる⼈材を育成することがこの学部の⽬的です。
拡張しながら複雑化するアジアという社会を的確に捉える為には、⼀つの領域で考えるだけでは事⾜りません。その為、領域を越えて物事をとらえる脱領域という姿勢が重要です。
また、この多様で複合的な社会では、他者を理解し異⽂化を理解するコミュニケーション⼒が求められます。そしてこのアジアは、遠くから眺めているだけではその本質を理解することはできません。その為、基礎的な素養を⾝に付けた後は現場に⾶び込み、実践するという姿勢が求められます。21世紀アジア学部ではこの3つの姿勢・態度と次の4つの能⼒を⾝に付けた学⽣を育成します。
(1) 知識 技能 態度
アジアに関する幅広い知識と教養を⾝に付け、分野横断的・脱領域的専⾨知識や技能を修得している。そして、⾔語を中⼼とした総合的コミュニケーション能⼒を⾝に付け、それを具体的に運⽤できる⾏動⼒を有している
(2) 思考⼒ 判断⼒ 表現⼒
複雑な環境の中で、修得した知識・技能を活⽤して論理的に思考し、適切な判断を⾏え、その内容を他者に対してわかりやすく表現出来る。
(3) 主体性 意欲 公徳⼼
主体的に学び続ける姿勢が⾝についており、この後の⼈⽣で豊かな⼈間性を涵養できる素地が出来ていて、グローバル社会に貢献しそこで活躍しようとする強い意志を持っている。
(4) 親和⼒ 協働⼒ コミュニケーション⼒
⽇本やアジアの多様性と共通性を深く理解し、⾃分と異なる存在や社会への強い関⼼をもち、他者を尊び協調して課題に対処する姿勢が⾝についている。
◆取得を⽬指す主な資格・免許・検定

・英 語 :TOEIC
・韓国語 :ハングル検定試験 / 韓国語能⼒試験
・中国語 :中国語検定試験 / 中国国家漢語⽔平考試
・タイ語 :タイ語検定試験
・インドネシア語:インドネシア語技能検定試験
・ベトナム語 :実⽤ベトナム語技能検定試験
・ロシア語 :ロシア語能⼒検定試験
・アラビア語 :アラビア語検定試験
・ビルマ語 :ミャンマー語検定
・⽇本語 :⽇本語能⼒検定試験 / ビジネス⽇本語能⼒テスト(BJT)
コースの位置付け
グローバル社会で⽣きる上で必要なグローバルリテラシーや 21 世紀アジア学の考え⽅や基礎知識を得た後、21 世紀アジア学⼠に必要な上記の態度・姿勢・能⼒を⾝に付けつつ、2 年⽣から専⾨コースを選択します。ただし、脱領域が 21 世紀アジア学での重要な考え⽅であることから、3コースの垣根はそれほど⾼くなく、20 単位をその最低必要単位としています。
そのため、主コースに軸⾜を置き、学びを進めますが、他のコースの科⽬を履修することで、学びにより深みと広がりが出ます。しかしながら、コース毎の特性が⾒えづらくなることを避け、プロフェッショ
ン・出⼝の明確化を持って、その育成する⼈材像を表現しています。
◆スポーツ・⽂化コース
アジアにおける国際協力やスポーツ文化による貢献などの知見、たとえばボランティア・アジアのNGO・平和と共生・防災トップリーダー養成論・スポーツ社会学・スポーツ心理学・コーチング論・トレーニング論・クラブマネジメントなどを深めた学生は、国内外の学校などでの芸術やスポーツ指導者・JICA海外協力隊(人的資源・スポーツ)・プロアスリートなどとしての活躍を想定しています。
スポーツを学び、アジアのある地域についての知見を深め、その国の言語を習得することで、将来はその国での指導者・トレーナーになる道が拓かれます。また、アジアの伝統音楽や舞踊・身体表現、J-POPやK-POP等のアジアのポップカルチャー、アニメ・マンガ、芸能、ファッションや食文化、ジャーナリズムなどを深く学び、同時にアジアの言語能力を修得した学生は、芸能関係、出版関係の進路に門戸が開かれています。
◆取得を⽬指す主な資格・免許・検定

・ スポーツファーストレスポンダー / 防災⼠
・ スポーツ指導者基礎資格:スポーツコーチングリーダー
・ 競技別指導者資格:公認〇〇コーチ1(などおよそ80種類)
・ JPSU スポーツトレーナー
想定される主な進路
芸能・出版・スポーツ指導者・JICA海外協⼒隊(⼈的資源・スポーツ)・プロアスリート
◆⽇本・アジア地域コース
アジアの 6 つの地域(⻄・中央・南・東南・東・北)を網羅的に学び、そしてその中から⾃分のフィールドを決め、より深く学びます。並⾏してその地域の⾔語を学び、現地での調査も⾏い更に⽂化・社会を肌で感じます。その結果、中学校・⾼校の教員(社会・英語)や⽇本語教師など教える道に進む学⽣は、実態をより活き活きと⽣徒に伝えることができる教師になります。また、公務員・国際公務員の道も広く開かれます。そして、その地域について、更に学びを深めたい学⽣は国内外の⼤学院進学が想定されます。
◆取得を⽬指す主な資格・免許・検定

・ 教員免許:中学校(社会科・英語科)
・ 教員免許:⾼等学校(地理歴史科・公⺠科・英語科)
・ 学校図書館司書教諭
・ ⽇本語教員(国家資格へ移⾏中)
想定される主な進路
中⾼教員(社会・英語)・⽇本語教師・監理団体職員・公務員・国内外⼤学院進学・国際公務員
◆ビジネスコース
アジア経済・知的財等の法律、アカウンティング・戦略・マーケティングなどの経営、ホスピタリティーや観光・ツーリズムなどのビジネスについての学びを積み重ね、アジアの⾔語を習得した学⽣は、国内外の企業からの引く⼿は数限りなくあります。具体的には、キャビンアテンダント
やグラウンドスタッフなどの航空会社、⾔語と地域の知識を活かし貿易商社、同じくツーリズムについてより学んだ学⽣は旅⾏会社、そして物流系会社・IT企業・起業など数多くの進路があります。
◆取得を⽬指す主な資格・免許・検定

・ 旅⾏業取扱管理者(国内・総合)
・ ホテル・マネジメント技能検定
・ 博物館学芸員
・ 世界遺産検定
想定される主な進路
航空会社・貿易商社・旅⾏・物流系会社・IT企業・起業