国士舘大学の工学部は1963年(昭和38年)にスタートしました。その後、改組によって2007年(平成19年)に理工学部となり、創設以来60年の歴史を持ちます。工学部時代は4学科体制(機械・電気・土木・建築)だったものが理工学部では1学科(理工学科)となって、2024年現在では機械工学系、電子情報学系、建築学系、まちづくり学系、人間情報学系、基礎理学系の6学系で構成されています。
理工学科の6学系は、それぞれがもつ専門性だけではなく、境界を越えて異なる学系が一つになって創造的かつ先進的に教育・研究を遂行し、科学・技術の発展に大きく寄与していけるよう、有機的な繋がりを持って構成されています。すなわち理工学部は、全体として「人や生活に役立つ技術、およびそれらを支える基礎的知識の修得」を目指して、国士舘大学の建学精神である「誠意・勤労・見識・気魄」を基盤に、学生の皆さんとともに日夜努力します。理学と工学の融合を念頭に、人々の暮らしに結びつく学びを大切にし、『社会に貢献できる技術は何か』という命題に、早くから向き合える環境を整えるよう配慮しています。
理工学部の特徴は、少人数教育をベースとした教員によるきめ細やかな指導により、理工学の基礎を手始めとして、学年が進むに従ってゼミナール,卒業研究を通じて専門性を高めていく点にあります。早い技術の進歩に対して、技術者は常に適切な判断力を伴った対応を求められるため、受け身ではなく自分から積極的に学ぶ態度が必要とされます。理工学部では多くの科目でアクティブラーニングを採用し、学生の積極性を養う一助としています。
理工学部の学生であると同時に,在籍者は国士舘大学の学生になります。国士舘大学生としてふさわしい人間形成のために、各自の個性を大切にする学生中心の「人間教育」を教育の柱として、学生の「夢」探しを教員・職員全員でサポートします。「夢」の実現に向けて、最大の努力を続けてまいります。ぜひ、私たちと一緒に学ぶことをご検討ください。
プロフィール
大浦 邦彦 おおうら・くにひこ
- 1991年3月
- 早稲田大学 理工学部 電気工学科 卒業
- 1993年3月
- 早稲田大学 理工学研究科 修士課程 修了
- 1997年3月
- 博士(工学) 早稲田大学
- 1995年4月
- 早稲田大学 理工学部 助手
- 1997年4月
- 早稲田大学 理工総研 客員講師(専任扱)
- 1999年4月
- 日本学術振興会 特別研究員PD(早稲田大学)
- 2000年4月
- 国士舘大学 工学部 専任講師
- 2005年7月
- Australian National University, Visiting Fellow
- 2011年4月
- 国士舘大学 理工学部 教授
- 2016年8月
- 国士舘大学大学院 工学研究科 主任
- 2020年4月
- 国士舘大学大学院 工学研究科長
- 2024年4月
- 国士舘大学 理工学部長
- 電気学会(フェロー)(上級会員)
- システム制御情報学会(代議員)
- 計測自動制御学会
- IEEE(米国電気電子学会)