コースの特長
国士舘大学文学部の地理・環境コースは、日本の地理・環境関連の教室の中では中程度の規模ではありますが、さまざまな領域のスタッフがバランスよくそろっています。一方で、以下のような、国士舘大学文学部ならではの特徴も兼ね備えています。
- 地理・環境としての専門性の高い基礎的分野である、地図学・リモートセンシング(RS)・地理情報システム(GIS)などのスタッフや授業が充実している。これらの授業においてはPC(端末パソコン)は完全に一人一台の環境で実習をおこなっています。
- 人文地理では、極めて今日的なテーマから伝統的なテーマまで幅広い分野をカバーするスタッフがいます。
- 自然地理では、気候・気象、地形、植物地理、生態学などを専門とするスタッフを中心に、さまざまな分野のフィールドワークを体験できます。
- 海外研究、地誌を専門または専門の一部とするスタッフがいます。
- 環境問題(温暖化、サンゴ礁の保全、土壌侵食、植生変化など)に関する研究を行っているスタッフがそろっています。
- 1年次から3年次まで3回の必修の野外実習があり、現地調査の体験・体得が十分にできます。
- 皆さんが卒業するまでに、1回は海外研修の場を提供します。これまで、フィリピンや台湾などで、学生同士の交流や野外実習などの海外セミナーを実施しました。
PCは一人一台の環境で実習を実施
野外実習
カリキュラムの特長

地理学の基礎を学ぶ科目と野外実習科目、演習科目、卒業論文のみが必修科目で、その他の科目はすべて半期制の選択科目ですから、学生一人一人が自由に履修計画を立てることができます。
しかし、カリキュラム体系としては(次ページの表には示してありませんが、)地理・環境の専門に関わる5つの科目群(「自然環境科目群」「地域環境科目群」「人間環境科目群」「情報調査科目群」「調査研究科目群」)と「史学系科目群」「教職系科目群」の7科目群から構成されています。専門5科目群のうち前3者ではそれぞれの分野の地理学的素養の蓄積を得ることができ、後2者では地理学的方法の体得ができます。そして、それらによって地域・地球が抱えるさまざまな問題に迫ります。