本学は、薬物乱用の恐ろしさと乱用防止についての知識を普及するため、違法薬物啓発コンテンツを作成し、全学生に受講を呼びかけています。 コンテンツの所要時間は約40分で、8月2日から8日までを受講期間としています。薬物乱用防止に関して資料と動画で受講し、終了後は小テストに回答し理解度を確認します。コンテンツ内では、田原学長が動画でメッセージを発信しています。
在学生の皆さんはmanabaを確認し受講してください。
▼学長メッセージ(要旨)
学生の皆さん、大麻の使用により警察の捜査を受けた学生がいました。皆さんの動揺はどんなに大きかったかと想像しています。大学としてお詫び申し上げます。大学は独自に調査を実施し、事実の把握と、問題が引き起こされた背景に何があったのかを調べて、再発防止策について、多方面から検討を重ねています。
今回の案件は、学生の通報により大学が事実を知りました。私たちは通報してくれた学生を誇りに思っています。もしかしたら、自分も何らかの不利益を被ることになるかもしれませんが、強い正義感と勇気を持って通報してくれました。このことにより、問題を起こした学生がこれ以上大麻を続けることを食い止めることができ、薬物乱用の拡大を抑えることができました。大学にとってもクラブの指導のあり方や寮の管理の仕方などについて強い反省を促し、考える機会となりました。
ほんの些細な好奇心や友人からの誘いであっても、一度違法薬物に関わってしまうと、自分の将来はもちろん、家族・仲間、また関わりのある多くの人々に多大な影響を及ぼします。一度失われた信頼を取り戻すには長い時間と努力が必要になります。 薬物乱用は10代、20代の若い世代に広がりを見せていて、依存性が深刻化しています。この機会に、決して違法薬物に関わらないという決意とともに、率先して防止するリーダー的存在になってほしいと期待しています。国士舘生としての誇りを持って、建学の精神である「世のため、人のために尽くせる有為な人材」になることを目指して、一日一日を大切に過ごしてください。