研究活動の紹介
技術革新と地域経済発展の相互作用に関する実証研究
本研究は、技術革新が地域経済発展に与える影響を実証的に解明することを目的とする。特に、ICTを中心とする新技術が、産業発展、雇用創出、生産性向上を通じて持続可能な成長をどのように支えているのかに焦点を当てる。博士課程では、インド製造業を対象にICT導入の効果を分析し、ICTが生産要素を超えて経済全体の生産性向上に寄与する基盤的役割を果たすことを明らかにした。また、地域要因とグローバルな技術普及の相互作用が新産業形成に不可欠であることを示し、バンガロールのIT産業を事例として検証した。ポストドクター研究では、バンガロールと北京の地域イノベーション・システムを比較し、新メディア産業におけるイノベーション・ネットワークの形成要因を分析した。その結果、北京では国家主導の制度が、バンガロールでは知識駆動型エコシステムが発展を支えていることを明らかにした。
