昨年度まで専門ゼミナールⅡは佐藤恵教授が担当されていましたが、仕事の都合上、本年の専門ゼミナールⅡでは武蔵野大学から非常勤講師として榮田悟史先生をお招きし、指導していただいております。
2026年度春学期に行われた本ゼミでは、前半(第10回まで)に「観光による地域活性化プロジェクト」、後半(第15回まで)に「様々な社会課題を議題としたグループワーク」に取り組みました。本記事では「本ゼミの活動方針」をはじめ、「観光による地域活性化プロジェクト」および「グループワーク」の活動実績についてご報告いたします。
■本ゼミの活動方針
本ゼミは「会計学・社会貢献ゼミナール」として、理論と実践の両面から学びを深めることを方針としています。 企業や自治体の活動に対する調査・分析を通して「社会活性化の意義」を学ぶ実践的なアプローチと、そのバックグラウンドとなる学部レベルの「財務会計」に関する知識習得を二本柱としています。今年度は、春期に「観光による地域活性化プロジェクト」や「社会課題のグループワーク」といった実践的取り組みを行い、秋期には財務会計の専門書を用いた輪読を通して、理論的思考力を磨いていく計画です。
■観光による地域活性化プロジェクトの活動内容
昨年度に引き続き、本ゼミでは観光による地域活性化プロジェクトに取り組んでいます。本プロジェクトは、千葉県印旛郡栄町に住む、まちづくり活性化団体員と本学生が協力し「栄町御朱印巡りプロジェクト」と題し、地域活性化を目指した活動を行っています。今年度の活動内容は、昨年度に開設した公式HP(https://www.goshuinsakae.com)へのアクセス流入を促すために、学生の強みである発信力を活かしたSNS運用に注力してまいりました。今後の活動方針は、まちづくり活性化団体員の代表者が掲げている「栄町の関係人口500名増加」という目標に即して「フォロワー500名の獲得」を目指していきます。さらに、11月に予定されている「特別御朱印巡りイベント」の広報・案内などを積極的に実施する予定です。

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■グループワークの活動内容
本ゼミの後半では、現代社会が直面する多様なテーマを題材としたグループワークを実施しました。具体的には「今後の日本に進むべき道」、「DE&Iと個人の自由の境界線」、「女性の社会進出と男女平等について」といった多角的な議題を設定し、学生同士で活発な議論を行いました。多面的な視点から社会課題を捉え直し、自分たちの考えを言語化・共有する貴重な機会となりました。また春期最後の授業では、秋期に実施予定の輪読を行うテキストの読み合わせを行いました。各グループで担当範囲を確認し、秋期の学びに向けてシームレスに繋がる形で春期の活動を締めくくりました。
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■学びと今後の展望
本ゼミの前半に取り組んだ地域活性化プロジェクトでは、当初ゼミ全体で議論を行なっていました。しかし、関わる人数が多くなるにつれて責任の所在が曖昧になり、スピード感に欠けるという課題が浮き彫りになりました。そこで主体的に動く有志メンバーを募る体制へ変更し、機動力を高めてプロジェクトを推進する工夫を行いました。有志として参画した小松崎涼さんは、活動の動機について「地方の出身であるため、同じような課題を抱える地域の何かできるようなことがないかと思い、様々なアイデアを出してきた先輩方と協力してこのプロジェクトを進めようと考えました。将来は同じ課題を抱える地元に貢献できるような人になりたいです」と語りました。春学期の実践活動を通じて、私たちは課題解決における組織運営の難しさと、主体的に行動する大切さを学びました。秋学期からは財務会計の専門書を用いた輪読へと学びの舞台を移しますが、春学期に培った「実践的な問題意識」を大切にしながら、理論の深掘りに励んでいきます。
(文章:政経学部4年 岩崎優平)
