2026.05.25

7大学の学生が「『自国ファースト』と国際協調」テーマに合同ゼミで議論

経済学科 教授 助川 成也

助川成也ゼミは、異なる大学の7つのゼミが合同で一つのテーマについて議論する、首都圏合同ゼミに参加しています。5月16日には第2回研修会が本学世田谷キャンパスで開催されました。当日は、53人の学生が参加し、大学の垣根を越えた活発な学術交流が行われました。参加大学とゼミは以下の通りです。

青山学院大学(堀江ゼミ)
桜美林大学(大中ゼミ)
国士舘大学(助川ゼミ)
獨協大学(村井ゼミ)
日本大学(山本ゼミ)
法政大学(本多ゼミ)
都留文科大学(峯田ゼミ)

7大学53人が「『自国ファースト』と国際協調」をテーマに議論 

首都圏合同ゼミは、複数大学のゼミ生が共通テーマのもとで議論・研究を重ね、最終的に研究成果を取りまとめる共同学習プロジェクトです。異なる大学や専門分野で学ぶ学生同士が交流し、多角的な視点や協働する力を養うことを目的としており、毎年、社会的なテーマを設定して共同研究に取り組んでいます。 

今年度の統一テーマは「『自国ファースト』と国際協調」です。近年、各国で自国の利益や安全保障を優先する政策が強まる一方で、気候変動や感染症、経済安全保障など、一国だけでは解決できない課題が増えています。こうした現代的課題について、「国際社会」「地域」「歴史」の3つの視点から多角的に考察を深めていきます。 

参加した学生たちはそれぞれの関心分野に応じて班に分かれ、今後の共同研究の方向性について議論を行いました。 

国際社会班、地域班、歴史班に分かれて議論

国際社会班では、国際会議や国際機関が存在するにもかかわらず、なぜ各国で自国優先の政策が進むのかという問いを出発点に、感染症対応や国際協調の限界、国家利益と国際公共財の両立といったテーマについて議論が展開されました。 

地域班では、自国優先政策が各国の政治・経済・環境・安全保障にどのような影響を与えるのか、またASEANとEUに見られる違いは何かといったテーマについて議論が交わされました。ASEAN経済を専門とする助川ゼミの学生にとっても、日頃の学びを実践の場で活かしながら、他大学の学生と意見を交わす貴重な機会となりました。 

また、歴史班では、冷戦期から現代に至る国家間協力の変遷や、安全保障環境、経済構造の変化に基づき、歴史的な視点から国際協調の可能性を考察しました。

合同ゼミの感想と振り返り

参加した学生からは、「異なる大学の学生と議論することで、自分にはない視点に触れることができた」「自分の知識不足を実感すると同時に、もっと学びたいという意欲が高まった」といった声が聞かれ、大学の枠を超えた知的交流が大きな刺激となったことがうかがえました。 

助川教授は、「大学のみならず、学部や学科の異なる学生同士が直接議論を交わす機会は、自身の成長にとって非常に貴重です。こうした交流を通じて、大いに刺激を受けてほしい」と語りました。 

今後、学生たちは月1回の合同ゼミで議論と研究を重ね、9月の合同合宿、10月の成果発表会に向けて共同研究を進めていきます。助川ゼミでは、こうした継続的な実践型学習を通じて、専門知識だけでなく、協働力や発信力を養っていきます。 

(文責:政経学部経済学科3年 川井琉之介・福岡白雪) 

合同ゼミの様子
大学の枠を超えて活発な議論を交わす学生ら