2026.03.02

桑田ゼミの学生が体験型ワークショップ開催に協力しました

21世紀アジア学科 教授 桑田 てるみ

2月11日、世田谷区立瀬田中学校で開催された体験型ワークショップ「世界がもし100人の村だったら~体験から考える、世界と私たち~」に、21世紀アジア学部の桑田てるみ教授の3年生のゼミ生らと、教職課程履修生の1~2年生の学生ら合わせて15人が協力し、地域の小学3~6年生と中学校の生徒ら約25人が参加しました。

はじめに、「じゃんけん列車」でアイスブレイクを行い、大学生や違う小学校に通う子どもたち同士で交流を深めた後、ひとりひとりに「役割カード」を配布し、さまざまな活動を行いました。

ワーク⓵では「アジアの人口は世界の何%占めているか」について考えた後、子どもたちはカードの情報をもとに、示された大陸の場所へ移動し各大陸ごとに集まりました。世界の人口や密度について数字で学ぶだけでなく、実際に集まることで視覚的にも学びを得ることができました。

ワーク②では、「世界の言語や文字」をテーマにゲーム形式で学習を行い、はじめにカードに書かれた各国の「こんにちは」を声に出して伝え合いながら、同じ言語を話す仲間を探す活動を行いました。子どもたちは、知らない言語に触れるだけでなく、実際に発音してみることで言語への理解をより深めている様子でした。
続いて、ペアで親と子どもの役に分かれ子どもが病気になった場面を想定し、親役の人は机上に置かれた3種類のコップの中から「薬」と書かれたものを正しく選べるかというゲームを実施しました。正しく「薬」を選べた児童もいれば、誤って「水」や「毒」を選んでしまった児童もおり、この体験を通して、言語を知らないことで命に関わる危険性があること、また世界には子どもの頃から働き始めるなど、学ぶ環境が十分に整っていない地域があることについて学ぶ機会となりました。

そのほかにも、「地球温暖化問題」などの環境問題や「貧富の差・平等」といった社会的な課題についても学び、子どもたちは、世界の現状をさまざまな視点から捉え多角的に考えている様子でした。

参加した児童からは「さまざまな言語や文字を学ぶことができて楽しかった」「世界の人口が多いことや地球温暖化が進んでいたことが、びっくりした」など、本イベントを通して多くの学びと新しい発見を得たなどといった感想が聞かれました。

本イベントは、世田谷区の研究指定事業「魅力ある学校づくり」研究の一環として、「学校図書館における探究的な学習」を専門とする桑田教授に依頼があり、実現しました。
また、桑田ゼミの学生らは全員が教職課程を履修しており、将来教員を目指す中で子どもたちに楽しく、分かりやす学んでもらおうと、本イベントの企画から当日の運営まですべて担当しました。1月30日には本学町田キャンパスにて、本イベントに向けた事前リハーサルも行いました。

参加した学生らは「小学生と関わる機会がなかったので、貴重な経験になった」「部活動やその他の活動と並行して準備するのが大変だったが、無事に終えることができてよかった」「子どもたちの集中力を持続させるのが難しく、今後のイベントでも課題にしていきたい」など、苦戦しながらも次に向けた前向きな意見が聞かれました。

事前リハーサルの様子
受付の様子
自己紹介
学生らによる「じゃんけん列車」のデモンストレーション
みんなで「じゃんけん列車」
ワーク⓵「アジアの人口は世界の何%占めているか」
大陸ごとに集まった様子
ワーク②「世界の言語や文字」
「薬」を選ぶ様子
感想を発表する小学生ら
会場準備の様子

本イベントは、開発教育協会の教材を用いた非営利イベントです。
詳しい詳細については、以下をご覧ください。
https://www.dear.or.jp/books/book01/928/