建築学系の2年生 3人がグローバル化人材育成プログラムで各賞を受賞

建築学系 准教授 位田 達哉

第8回日本建築学会グローバル化人材育成プログラムに、建築のエンジニアリング分野を教育指導している位田達哉准教授からの推薦を受けて理工学部建築学系の2年生が参加し、川橋祈さん、羽澤永采さん、山本楓大さんの3人が各賞でそれぞれ受賞しました。

(左から)山本さん、羽澤さん、川橋さん

   

このプログラムは、世界で活躍しようという志を持つ学生に対し、活躍の場の実情や将来の方向性などについて、基本となる知識や最新の情報などを獲得できる機会を提供する取り組みとして、日本建築学会が主催し8月20日・21日に東京都港区の建築会館ホールで行われました。
プログラムには建築を学ぶ全国の大学生や大学院生などが参加し、2日間にわたってワークショップ形式で課題にチャレンジ。本学の学生らはそれぞれ別のグルーブで課題に挑戦しました。

山本さんは、緊張がなかなかほぐれないチームの中で、雰囲気を和ませるための工夫をしながら「自分は最初からアイデアを出せるタイプではないので、逆に出てきたアイデアを客観的に見て意見を出しました」と、アイデアの客観的な評価の重要性を述べました。

羽澤さんのグループも意見が出にくい状況に苦労しながらも、「メンターが現役の社会人だったので、実践的な知識をたくさんいただけたのが良かったです」と、メンターのサポートが大きな助けになったとも述べました。

一方、川橋さんのグループは、大学の院生から高専生まで多様なメンバー構成で、意見も多く活発な議論の中で「一つ一つの意見が迷走しないようにしっかりと整理して話すことにとても苦労しました」と、意見の集約の難しさについて言及しました。

そのほか、それぞれ異なるグループワークの中で共通の意見として「限られた時間の有効活用」「役割分担の重要性」などがありました。これらの経験や学びが、今後さまざまな場面で生かされることが期待されます。

指導にあたった位田准教授は「2年生ながら、国際的な活動に興味のある学生が今回集まり、全国の大学院生や大学生と協働して受賞という、非常に大きい成果と活躍を心強く思う。またこのような活動をより一層教員として後押ししながら、引き続き学生と一緒に頑張っていきたい」と述べました。

(左から2番目)位田准教授を囲んで