8月31日から9月11日にかけて、世田谷キャンパスで「防災リーダー養成論実習」を開講しました。
この授業は、災害発生時に自らの身の安全を守りながら、防災リーダーとして必要な知識や技術を身に付け、実践できる力を養うことを目的として、本学防災・救急救助総合研究所が毎年実施しています。今年度は、7学部から475人の学生が参加し、6つのグループに分かれて、各グループ3日間の実習を行いました。
演習では、身近なものを使った応急手当の方法や煙ハウスでの煙体験、消火器を使った初期消火訓練を行ったほか、車いすの使用方法や負傷者の搬送など、実際の器具などを使用しながら要配慮者への対応についても学びました。
座学実習では、「被災者ストレスケア」について学び、被災者の心身を支える方法や、支え合うことの重要性について理解を深めました。また、「マイタイムライン」では、ひとりひとりに「東京マイ・タイムライン」が配布され、市区町村が作成・公表した洪水ハザードマップを参考にしながら、各々の災害発生時の避難場所や避難経路などについて再確認を行いました。
宿泊実習では、避難所生活を実際に体験し、避難所でのプライバシーを守るための仕切りを工夫して設置したほか、非常食を作るなど、普段とは異なる環境の中で快適に過ごす方法を考え、協力しながら実習に取り組みました。
最終日は、国士舘避難所運営ゲーム(KHUG)を実施し、さまざまな事情を抱える避難者への対応の仕方を想定しつつ、各グループでコミュニケーションを取りながら、情報共有や役割分担の重要性について理解を深めました。
参加した学生からは、「参加者のほとんどが初めて関わる他学部の学生で、いちからコミュニケーションをとることは大変だったが、実際の災害を想定した疑似的な体験ができ、大変ためになる実習だった」「最近は災害が多いので、今回の実習を生かしていけるようにしたい」などの感想が聞かれました。
全日程を通して、学生たちは防災に関する知識や技術だけでなく、周囲と協力しながら行動することの大切さを学び、防災リーダーとしての実践力を高めました。
なお、2027年の2月にも、多摩南野キャンパスで同実習の開講を予定しています。











