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2025.01.30

超高齢社会への貢献に期待 本学・長名シオン講師ら研究グループがペプチド分解酵素のタンパク質品質管理機能を発見

教育・研究

本学体育学部スポーツ医科学科・大学院救急システム研究科の長名シオン講師、東北大学産学連携機構イノベーション戦略推進センターの永富良一特任教授らの研究グループは、細胞内におけるペプチド分解酵素の一つであるメチオニンアミノペプチダーゼ(MetAPs)が、タンパク質分解を通じて骨格筋細胞のタンパク質の品質管理を行っていることを発見しました。

今後、他のタンパク質分解酵素の細胞周期や骨格筋量の調節機構の全体像をとらえることで、超高齢社会を迎えた我が国における喫緊の健康課題である筋肉減少症サルコペニアの予防法の策定や骨格筋量の制御メカニズムの解明への貢献につながることが期待されています。

本研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業(JP24H00669, JP23K16670,22J00078)および住友財団基礎科学研究助成の支援により行われました。

また、本研究成果は、2025年1月13日細胞ダイナミクスに関する専門誌Biochimicaet Biophysica Acta (BBA) - Molecular Cell Research (電子版)に掲載されました。

東北大学との共同リリースはこちらから

長名シオン講師の研究情報はこちらから

本研究のGraphical Abstract(概要図)