1月24日、来日中のイラク考古遺産庁長官をはじめとする一行が本学を表敬訪問し、佐藤圭一学長らと懇談しました。
一行は、2025年1月から2月にかけて「日本・イラク合同文化遺産研究シンポジウム(1月26日国立科学博物館)」での発表や長崎県壱岐市で実施するGIS(地理情報システム)を使った地表面調査と写真測量に関する研修を受講する予定で、本学関係者も参加する予定です。
表敬訪問には、同庁長官のAli Obaid Shalgham氏ら関係者6人が世田谷キャンパスを訪れ、本学からは佐藤学長をはじめ役職者と小口和美21世紀アジア学部附属イラク古代文化研究所所長、松本健名誉教授、長谷川均名誉教授ら6人が出席し、懇談しました。
懇談で、アリ氏は「日本との関係は深いものだと感じている。現在は、政治も安定し、治安も良くなってきているので、安全対策をした状態で多くの国が国際調査をしている。我々も遺跡のある地域を管理し、大切にしたい」と話したほか「まだキシュには発掘できていないものがたくさんある。ぜひ日本の皆さんにも調査に来ていただきたい」などと話し、キシュ遺跡をはじめとする発掘調査について触れながら、今後の本学への調査協力を求めました。
佐藤学長は「本学イラク古代文化研究所は、1976年に設置し、本学にとっては最も国際的な文化・遺跡に貢献できる研究所だと感じている。今後は、本学で進めるデジタルアーカイブ事業により、発掘・調査した資料等をデータ化しながら人類の遺産を残していけるよう務める」と述べました。
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