令和6年度世田谷プラットフォーム合同SD研修会が9月19日、世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で開催されました。
参加したのは、世田谷プラットフォーム協定校の国士舘大学、駒澤大学、昭和女子大学、成城大学、東京都市大学、東京農業大学の6校から、入職2年目~10年目の職員合わせて27人(本学から11人)で、中央教育審議会の諮問への中間報告と私立学校法改正を中心に、新たな時代における高等教育機関の役割について学びました。
研修は、大正大学客員教授で元私学事業団私学経営情報センター長の山本雅淑氏を講師に招き、「高等教育の在り方と新私立学校法」と題して行われました。山本氏は、中央教育審議会大学分科会高等教育の在り方に関する特別部会が本年8月にまとめた中間報告の概要を示しながら、教育研究の質の更なる高度化や規模の適正化、地域における連携・再編などの方策を紹介しました。
また、令和7年度に施行の私立学校法の改正に伴う主要な変更点を示し、ガバナンス体制の強化を趣旨とする本改正について事例を挙げながら解説しました。参加者によるグループワークでは、「良い大学とは」について意見交換し、それぞれ発表しました。
続いて、「改正私学法と監事」と題して、学校法人国士舘の監事・今福康夫氏が講義しました。今福氏は、学校法人における監事が行う業務と役割を紹介したうえで、私学法改正を契機としたガバナンス体制の最適化と監査業務への理解協力を呼びかけました。
講義後、各氏は参加者からの質問にそれぞれ答えるとともに、寄附行為をはじめとする学校法人の依って立つ視点を持つこと、法令の知識を常にアップデートすることが肝要だと伝えました。
その後、34号館スカイラウンジに場所を移して懇親会が催され、研修の振り返りや情報交換をするなどして親睦を深めました。
■世田谷プラットフォームとは |
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世田谷区内の6大学と世田谷区、区内産業界の3者が連携し、世田谷区全体の発展に寄与することを目的とし、平成29年に発足。区内における高等教育の活性化とそのための各大学の質保証・質向上に向けて多様な取り組みを進めています。 |