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2021.10.28

世田谷プラットフォーム主催のFDシンポジウムがオンラインで開催されました

教育・研究

10月25日、世田谷プラットフォーム主催FDシンポジウムが、Zoomによるオンラインで開催され、協定大学(国士舘、駒澤、昭和女子、成城、東京都市、東京農業)の教職員・大学院生87人が参加しました。

今回は「コロナ禍における大学院教育での教育・研究活動の質の保証について~研究指導上の課題に対する取り組みを中心に」をテーマに、各大学から6人の教員が大学院教育に焦点をあてた事例報告を行いました。また大学によっては、教員に続き大学院生が体験報告を行う発表も見られました。

本学からは、経営学研究科の堀口朋亨准教授が「大学院における教育の一事例 -多目標同時達成を目指して-」と題し、専攻分野である国際経営論A,B、国際経営論演習において、大学院生の過半数が留学生であることから、日本語能力、専門知識の不十分が課題となっている現状と、言語能力向上と専門科目の基礎固めを行い修士論文執筆の水準へ導くための取り組みについて、コロナ禍で講じた具体策を示しながら報告を行いました。

第2部では、チャットで随時募集した各発表に対する参加者からの質問を基にした質疑応答の時間となりました。オンラインでの資料作成に参考となる書籍やサイトのリンクが共有されるなど、チャット機能を活用した活発な情報交換も行われました。

また、閉会の挨拶では本学副学長の長谷川均教授が、「昨年に引き続き、今年度もオンライン、ハイブリッドの実施を試行錯誤した年となったが、大学院の進学率減少が叫ばれる中、本シンポジウムを通して大学の枠を超えた教育や新たな施策を見つける一助にしたい」と言葉を添えました。

世田谷プラットフォームは、世田谷区の6大学と世田谷区、区内産業界の3者が連携し、世田谷区全体の発展に寄与することを目的とし、平成29年に発足しました。文部科学省の「令和2年度私立大学等改革総合支援事業」にも選定され、地域社会への貢献に努めています。