「継続力」を武器に決めた道を貫いた就職活動
高校生の頃から「人の暮らしを支える仕事がしたい」と考えていた平石さん。時には選択肢に迷いながらも、その思いを就職活動でも貫きました。これまでの経験はすべて今につながっている——そう自らの就職活動を振り返る平石さんに、お話を伺いました。
| 就職先 | 川口市役所 |
|---|---|
| 出身高校 | 埼玉県 私立浦和学院高等学校 |
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人の暮らしを支える仕事がしたいという想い
公務員を目指したきっかけと、進学先(法学部)を選んだ理由を教えてください。
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高校生の頃から「人の暮らしを支える仕事がしたい」と漠然と考えていましたが、当初は警察官や行政職など具体的な職までは決めていませんでした。そんな時、高校の先生に勧められて国士舘大学のオープンキャンパスを訪れ、公務員を幅広く目指せる法学部の先生の説明に魅力を感じ、進学を決めました。授業でも公務員の仕事に生かせる内容が多く、法学部を選んでよかったと感じています。
法学部ではどんな学びがありましたか
当初は警察官と行政職で決めかねていたため、2年時のコース選択では、「刑事系コース」を選択しました。このコースでは、警察官が最初に携わる業務手続きなどを学び、非常に面白かったです。
また所属していた鷲野ゼミでは、少年鑑別所や法務省などを見学する機会があり、普段はなかなか入れない現場を実際に見ることで、社会に対する視野が大きく広がりました。このような学内外での経験はいずれも学びが多く、今につながっていると感じています。
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警察官と行政職で迷っていたのですね。最終的に行政職に決めたきっかけは何ですか
大学生活で4年間続けたスーパーマーケットのアルバイトがきっかけです。幅広い世代の来店客と接する中で、対応力やコミュニケーション力を培いました。「ありがとう」と感謝される経験が、人の生活を支える仕事への関心をより強めました。警察も行政職もどちらも市民生活に関与していますが、より近くで市民に寄り添える仕事であると感じたので、大学3年時に行政職に舵を切りました。
学生生活を振り返って、「やっておいてよかった」と感じる取り組みはありますか
資格取得に力を入れました。知的財産管理技能検定で権利や契約の基礎を学び、根拠をもって考える習慣が身につきました。あわせて防災士も取得し、災害対応や地域防災の視点が広がったと感じています。これらの資格取得の勉強は大変でしたが、計画的に努力することで成長できたと感じています。
防災士の資格を取ろうと思ったきっかけは
国士舘大学では防災教育に力を入れており、さまざまなサポート体制が充実していることや、防災士の資格があれば災害時に自分から主体的に動けると考えたからです。市職員として働くうえでも、防災の知識はあるに越したことはありません。知識があれば状況判断がしやすくなり、必要な支援を自ら組み立てて行動に移せると思ったからです。
継続力を武器に就職活動
就職活動で軸にしたものはなんですか
「継続力」です。私は中学生の頃から剣道を10年間続けてきました。剣道を通して礼儀や姿勢が身についたことに加え、中学の時には寒稽古にも参加し、大学でも梅ヶ丘剣道愛好会で副主将として活動しました。副主将として先生と部員の橋渡し役を担い、大会エントリーに必要な書類準備や顧問の先生との連絡対応など、社会人同様に正確さと丁寧さが求められる業務にも取り組んだ経験は、就職活動にも大いに役立ちました。
就職活動を始めた時期を教えてください
大学3年生の頃から本格的に動き始めました。公務員講座で面接対策を進めると同時に、キャリア形成支援センターにも通い、エントリーシートについてアドバイスをもらいました。早めに準備を始めたことで、焦らず就活をスタートできたと思います。
キャリア形成支援センターはどのように利用しましたか
困ったときはキャリア形成支援センターに行こうと決めていたので、空きコマや授業前に少し早く行って利用していました。市役所にエントリーシートを提出する前には職員の方に添削をお願いし、内容を整えました。
また、自分の軸となる強みも決めかねていたのですが、「1つを掘り下げた方が伝わる」とアドバイスをいただき、自身の強みを再認識することができました。そのおかげで、就職活動をスムーズに進められたと思います。
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就職活動で意識したポイントはありますか
とにかく「まずは行動すること」です。説明会に参加するのはもちろん、市主催のイベントにも足を運び、自分なりの意見を持ったうえで職員の方に積極的に質問しました。川口市で事前に訪れるべきおすすめの場所を伺い、実際に現地へ出向いて現場理解を深めました。
内定先を選んだ理由は何ですか
埼玉県出身で以前から親しみがあったことが大きいです。人口が多く市役所の規模も大きいため、さまざまな部署の方々と関わりながら幅広い業務に携われると考えました。
また、説明会などで職員の方が親身に相談に乗ってくださり、風通しの良い職場であると感じたことも決め手の一つです。
市民の声を丁寧に聴ける存在になりたい
振り返るとどんな就職活動でしたか
忍耐強くやり切った就職活動でした。4月にエントリーシートを提出してから8月に内定をいただくまで、集団面接や個人面接など選考が続き、その期間がとても長く感じられました。一般企業のように何社も多く受けるわけではなく、私は志望先を絞っていた分、結果が出るまでの不安も大きかったです。
加えて、面接に対する心理的な不安がありました。勉強はやった分だけ自信にもつながりますが、面接は何を聞かれるかわからないからです。面接のエピソードをお話ししますと、「市の職員になりたい人を増やすにはどうしたらよいか」と質問された際、直前にゼミで扱っていた「男性の育児休暇」の内容を踏まえて提案することができました。偶然の要素もありましたが、日頃からゼミに真剣に取り組んでいたことが、面接での回答につながったと感じています。
さまざまな不安がありましたが、焦らず忍耐強く取り組んで内定を手にすることができました。
将来のビジョンを教えてください
「市民の声を丁寧に聴ける」職員になりたいです。
これまで培ってきた力を活かし、市民の声に耳を傾けながら、さまざまな方と協力して市をよりよい方向へ進めていきたいです。そのためにも自分自身のスキルを磨き続けたいと考えています。
配属希望が通るとは限りませんが、市民の皆様に最も近い立場で支えられる「市民生活部」を希望しています。
就職活動を控える後輩たちにエールを
私自身かなりストイックにやってきたからこそ思うのですが、まずは「自分がなりたい」と思えるものをしっかり決めて、それに向けて取り組むのが1番だと思います。目標が定まったら、あとはそこに向かって自分が突っ走れるように、できることをひとつずつ積み重ねて努力した先に、内定が待っています。
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