世田谷地域の5大学が参加する「世田谷地域 地域交流ラボ」のオープン・カンファレンスが2月11日、世田谷キャンパス34号館B301教室で開催され、本学から学生有志らが参加し成果発表を行いました。
「世田谷地域 地域交流ラボ」は、地域住民と大学との交流の活性化を目的とした世田谷区の事業で、令和4年度からスタートしました。世田谷地域に所在する5大学(駒澤大学、昭和女子大学、東京農業大学、日本大学、国士舘大学)の学生が、各大学近隣町会と「防災」をテーマに意見交換しながら調査・研究し、学生目線の考えやアイディアを地域に向けて発表するものです。本学から刑事学研究会と国士舘大学行政研究会に所属する学生ら16人が参加しました。
はじめに保坂展人世田谷区長があいさつを述べ、12年にわたる区と大学の連携実績に触れ、「人口過密都市において、大規模災害時の打撃は計り知れない。学生たちの防災を軸とした提言を、区の政策や地域活動に反映させ、都市の修復力を高めていきたい」と述べました。続いて、村上純一副学長があいさつに立ち、本学の建学の精神や四徳目について触れながら、「誠実に他者と向き合い、勇気をもって行動する人材が、地域の未来を描く対話の場には不可欠である」と述べました。
本学からは防災チームと防犯チームに分かれて、「若林・三軒茶屋地区におけるローリングストックの普及状況~防災イベント参加者へのアンケート分析~」「地域住民と大学生による持続可能なパトロールについて~『効率化』と『活性化』から見えた、継続への土台作り~」というテーマでそれぞれ発表し、地域でのつながりの希薄化といった防災面での課題や防犯力向上のための地域活動活発化に向けた提案などを行いました。
若林地区を中心に活動した防災チームは、世田谷区が推奨する「在宅避難」に着目し、地域住民と学生を対象としたアンケートから、特に若年層における備蓄意識の低さを課題として抽出しました。その解決策として、子どもも参加しやすく安価な「お菓子」や、お湯が不要な「水で作るカップ焼きそば」を活用した、心理的・経済的ハードルの低いローリングストック手法を提言しました。
防犯チームは、地域住民と大学生による持続可能な防犯体制を模索。本学の宍倉悠太教授のアドバイスに基づき「環境犯罪学」の知見を導入し、犯罪が発生しやすい場所を客観的に特定・可視化する「見守りマップ」を制作しました。単なるパトロールに留まらず、ポスター掲示やインセンティブの導入など、学生が安定的に関わり続けられる仕組みを提案し、地域コミュニティの活性化を促しました。
講評では法学部の飯田森助教と宍倉教授らが代表してあいさつを述べました。飯田助教は「この活動で得た知識や経験を自分の地元の住民として、それぞれの地域に還元してほしい」と述べ、宍倉教授は「学生が地域に入り、大学を通じて客観的に分析することで、地域の魅力や課題が『可視化』されることに大きな意義がある」と成果を語り発表会を締めくくりました。
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