国士舘大学の本学科(学系・課程・コース)に進学しようと思った理由を教えてください。
私が人間情報学系を志望した理由は、好きな野球を通して培った身体動作への強い探究心と、私自身が怪我をしがちであった経験に基づいています。野球に打ち込む中で、どうすればパフォーマンスを向上させられるのか、なぜ怪我をしてしまうのかという疑問を抱き、より効率的で安全な身体の使い方を知りたいと考えるようになりました。
このような背景から、人のパフォーマンスの改善・向上を目指し、身体情報処理の基礎知識を土台として、身体動作学や運動特性の分析などを実践的に学ぶことができる人間情報学系に魅力を感じました。身体に関する情報を科学的に分析し、パフォーマンスの向上や怪我の予防に応用できる専門的な知識と技術を、実践的な学びの中で深く追求したいと考え、人間情報学系を志望しました。
いま一番興味・関心を持って学んでいるテーマや分野を具体的な科目名をあげて教えてください。
現在、私が最も興味を持って学んでいるのは、「人間情報学B」と「トレーニング情報科学」という科目です。特に、これらの授業で扱う運動生理学に強い関心があります。
この分野に興味を持ったきっかけは、私自身のスポーツ経験から、怪我の予防に強い関心があったことです。
「人間情報学B」と「トレーニング情報科学」では、解剖学や生理学の知識を土台として、運動生理学、運動と医学との関係、トレーニングメニュー作成に関する知識などを学んでいます。安全かつ効果的な方法を、解剖学や生理学といった基礎知識から体系的に学べることに、面白さを感じています。
一方で厳しさを感じるのは、その専門性の高さです。両授業は、JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会公認トレーニング指導者資格)の取得レベルを目標としているため、運動学やトレーニング科学に関する膨大かつ詳細な知識の習得が求められます。しかし、その厳しさこそが、人の身体を支援する専門家としての土台を築いているという実感にもつながっており、学びがいがあると感じています。また、自分の体作りにも役立つ専門性を深められることに、充実感を覚えています。
学科で年次を重ね、ご自身はどのような成果、成長を遂げ、ステップアップできていますか?
年次を重ね、座学の知識を実践的な技術へと結びつける力が身についたことが、最も大きな成長だと感じています。
人間情報学系では、座学に加えて、脳波計、MRI、筋電図といった高度な機器を用いた実験や、実際に身体を動かして行う実践的な授業が組まれています。授業に参加することで、知識を「知っている」だけでなく「使える」段階へとステップアップできました。この学系では、身体に関する研究を行い、そのデータを解析し、結果を得るという一連の流れを経験しています。この過程を通じて、専門的なデータを扱う楽しさや、実験を遂行するスキルが向上しました。
また、実験レポートの作成においては、結果を論理的に分析し、根拠を持って説明しようとする課題解決への意欲が向上しました。実践を通じて知識を深掘りし、積み重ねていることに、成長を実感しています。
ゼミ(研究室)で何を探究しているかを具体的に教えてください。
私は現在、和田匡史研究室に所属し、運動後の筋疲労回復へのアプローチ方法を探究しています。具体的な研究テーマとしては、マッサージガンが筋疲労回復にどのような影響を及ぼすかを検証しています。感覚的な効果だけでなく、筋電図という客観的な指標を用いて、筋肉の電気活動レベルに現れる変化を科学的に明らかにすることを目指しています。この研究活動を通じて、データを取得し、解析して結果を導き出すという理工学的なプロセスに関わることができ、身体に関する情報を捉える面白さを実感しています。
将来の夢は、医療従事者の方々の助けになる仕事に就くことです。具体的には、医療現場における電子機器の整備やネットワーク構築など、情報工学の側面から医療現場の効率化と安全性の向上に貢献したいと考えています。ゼミで培っている、正確なデータ処理と論理的な分析能力は、将来、医療現場のデジタル化を推進する上で必ず役立つと考えています。
将来のイメージ(卒業論文・卒業研究・就職・進学)についてお聞かせください。
卒業研究では、現在所属している研究室での探究テーマをさらに深掘りしたいと考えています。具体的な内容としては、筋疲労回復に関する研究の応用として、理工学的なデータ解析技術を活用し、医療・リハビリテーション分野への貢献を目指す方向性を検討しています。リハビリテーション効率を高めるために、身体の客観的なデータを活用したサポート機器の評価や、効果的な運動プログラムの構築に関する研究に取り組みたいと考えています。
将来は、医療分野におけるIT・情報システムに関わる仕事に就きたいと考えています。具体的には、医療情報システム業界や、病院などの医療機関のシステム部門が候補です。医療従事者の方々の助けになるように、電子カルテの導入や運用、院内のネットワーク・電子機器の整備など、情報工学のスキルを活かして医療現場を支える役割を担いたいです。
将来の目標を達成するため、主に二つの分野で準備を進めています。一つ目は、専門知識の理解を深めるため、講義で学んだ内容を定着させるべく、JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会公認トレーニング指導者資格)の合格を目指して勉強しています。これまで培った運動学、解剖学、生理学の知識を整理し、将来の医療・健康分野での応用力を高めています。二つ目は、情報技術の習得です。医療情報システムに携わる上で必須となる知識を得るため、基本情報技術者試験やITパスポート試験の取得に向けて、情報処理やネットワークの基礎知識の習得に力を入れています。
国士舘大学で学んだことで学業で成し遂げられた夢、または必ず成し遂げたい夢を教えてください。
私が国士舘大学で必ず成し遂げたい夢は、スポーツ経験から抱いた身体への疑問を、理工学的なデータ解析によって解明し、社会貢献へとつなげるための土台を築くことです。人間情報学系に入学し、MRIや筋電図などの高度な機器を扱い、実践的な実験とデータ解析を重ねることで、この疑問に対する科学的な答えを導き出す楽しさを感じています。
そして、今後はこの学びを発展させ、卒業研究では、筋疲労回復に関する研究を医療・リハビリテーション分野へ応用するという目標を必ず達成したいと考えています。これは、私が将来目指す医療現場のIT支援という夢にもつながっています。具体的には、客観的な身体データを正確に取得し、解析する能力を最大限に高めることです。この専門性を確立することで、将来、医療従事者の方々がデータに基づいた迅速かつ適切な判断を下せるような、信頼性の高い情報システムや機器の整備に貢献できる人材になりたいと考えています。そのための専門知識と技術を、この国士舘大学の人間情報学系で最後まで極めることが、私にとっての夢です。
国士舘大学をめざす受験生へのアドバイス、メッセージをお願いします。
私たちが学んでいるのは、「なんとなく」といった感覚的なものではなく、MRIや筋電図といった様々な機器を用い、データによって証明していく学問です。人間情報学系では、スポーツや健康に関する疑問を、科学的に解き明かしていくことの楽しさを学ぶことができます。また、理工学部でありながら、人と健康に深く関わることができる点は、この学系の大きな強みだと感じています。
もし皆さんが、人の役に立つテクノロジーを学びたい、ITの力で医療やスポーツを支えたいと考えているのであれば、ぜひ私たちと一緒に学びましょう。自分の目標を信じて、最後まで頑張り抜いてください。キャンパスで皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
掲載情報は、2025年のものです。
