Voice

在学生

基礎から専門分野へと知識を蓄え在学中に「電験三種」の資格を取得。目指すのは、社会の基盤を支える設計者です。

理工学部 理工学科 電子情報学系 3年 佐橋 俊哉 (埼玉県立三郷工業技術高等学校 出身)

理工学部電子情報学系に進学しようと思った理由を教えてください。

私が電子情報学系を選んだ原点は、高校時代の「論理回路を用いた計算機製作」という一つの実験です。電気がロジック通りに動く瞬間の面白さにすっかり魅了され、「もっと知りたい」という一心で第二種電気工事士の資格も取得しました。
また、私には高校時代から培ってきたプログラミングという、もう一つの武器がありました。その両方を活かせる場所を探したとき、電気工学の専門性と情報技術の応用力を同時に学べる国士舘大学の電子情報学系こそが理想の環境だと確信しました。

いま一番興味・関心を持って学んでいるテーマや分野、科目は何ですか。

私が今、最も関心を持って学んでいるのは「電気製図」です。特に、立体的な構造物を平面の図面に正確に落とし込む技術に強い興味を持っています。
きっかけは、目標である電験三種の資格勉強をしている際に見た「電気配線図」でした。最初は複雑な記号の羅列にしか見えませんでしたが、「これを理解し、自分で描けるようになりたい」と強く思ったことが始まりです。
この分野の楽しさは、基礎となる機械製図の授業で感じた「達成感」にあります。複雑な立体物を、定められたルールに従って平面図形に落とし込み、それが他者にも正確に伝わる図面として完成した時の喜びは大きいです。
一方で、その「厳しさ」も日々感じています。図面は、JIS規格に基づいた記号や寸法の入れ方など、覚えるべきルールが非常に多い世界です。「自分が分かれば良い」ではなく、「誰が見ても正確に伝わる」図面を描く責任があり、自分の癖を抑えて規格通りに描く難しさに直面しています。
一見地道な作業ですが、この分野の一番の「魅力」は、自分の明確な成長を実感できることだと考えています。厳しさを乗り越えてルールを一つひとつ身につけることで、昨日まで読めなかった図面が読めるようになり、描けなかったものが描けるようになる。その「できなかったことができるようになる」過程こそが、私にとって最大の学びの魅力です。

学年を重ねることで、どのような成果、成長を遂げ、ステップアップできていますか。

私が年次を重ねて遂げた最も大きな成果は、目標であった「電験三種」の資格を取得できたことです。この経験は、学科での学びと直結していました。
1年次では、高校時代に学んだプログラミングや論理回路の知識が基礎として役立ち、余裕を持って専門科目の土台を固めながら、電験の勉強を並行して開始できました。2年次になると電気に関する専門講義が一気に増えましたが、資格勉強で得た知識が「予習」の役割を果たし、授業の理解を大いに助けてくれました。
そして、講義がさらに専門的になる3年次には、無事に電験三種に合格することができました。その結果、難しい講義内容も「簡単になった」と感じるほど、知識が定着していることを実感し、より深く本質を理解しようという姿勢で授業に臨めています。
この難関資格に挑戦し続け、結果を出せたことが、私にとって明確なステップアップの証です。
この成長プロセスにおいて、電子情報学系だからこそ自分の成長に役立ったと痛感している点があります。それは、「電気(ハードウェア)」と「情報(ソフトウェア)」の両方に深く触れられたことです。
電子情報学系で両分野を横断して学んだからこそ、プログラミング言語の原理やその偉大さを、電気的な処理の動きと結びつけて理解することができました。このハードとソフトを繋げて考える複眼的な視点こそが、本学科が私の成長に与えてくれた最大の強みだと感じています。

研究室・ゼミではどのような活動を行っていますか。

私の研究テーマは、この絶縁材料の性能を、最先端のナノテクノロジーで飛躍的に向上させることです。
具体的には、高分子材料(プラスチックなど)に、ナノメートルサイズ(10億分の1メートル!)という非常に微細な無機粒子を均一に混ぜ込んだ、新しい電気絶縁材料を試作しています。そして、その試作材料に高電圧をかける実験や、温度変化を与える耐久試験などを繰り返し、性能を詳細に評価しています。
地道な実験の繰り返しですが、現在の私の研究が、数年後、数十年後の世の中の役に立つと信じて、日々研究を進めています。

将来のイメージについて教えてください。また、そのために取り組んでいることがあれば教えてください。

私の将来のイメージは、専門知識を活かした「設計者」として社会の基盤を支えることです。その実現のため、卒業研究と就職活動を明確に関連づけて考えています。
まず卒業研究では、「電気絶縁」をテーマに研究を進めたいと考えています。産業用モータの性能と信頼性を決定づける電気絶縁の精度を高めることで、より精密な制御が可能なモータを生み出し、社会の自動化・効率化を支えたいという目標があるからです。
この研究は、私の希望するキャリアと直結しています。就職先としては、現代の物流に不可欠な「マテリアルハンドリング」、特に物流コンベアの製造開発を手がける企業を強く志望しています。物流コンベアは、まさに高精度なモータ制御技術の結晶であり、卒業研究で得られる知見を活かせる最適なフィールドだと確信しています。
この目標を実現するため、現在は「設計者」として働くうえで必要な知識や技術、そして私自身がその業界で何を成し遂げたいのかを、研究活動やインターンシップ等を通じてさらに明確化していきたいと考えています。

国士舘大学をめざす受験生へのアドバイス、メッセージをお願いします。

私が国士舘大学の電子情報学系を選んだきっかけは、高校時代の「論理回路」の実験で電気の面白さに目覚めたことでした。「もっと知りたい」という一心で第二種電気工事士の資格を取得し、さらに本格的に電気の専門性を追求できるこの学科を選びました。特にこれからは、電気の専門性をさらに深く追求する学科へと進化していくと聞いています。私のように「電気のプロフェッショナルになりたい」と強く願う人にとって、最高の環境が整っていくはずです。
私自身、在学中に目標だった「電験三種」の合格に向けて勉強を続け、3年次で取得することができました。この学科の素晴らしいところは、資格の勉強がそのまま授業の予習になり、逆に授業で学んだことが資格勉強の理解を深めてくれる、という理想的な学習サイクルが整っている点です。難関資格を乗り越えたことで、3年次の専門的な講義も自信を持って理解できるようになり、自分自身の明確なステップアップを実感しています。
もし皆さんが「電気が好きだ」「電気の力で社会の基盤を支えたい」と強く思っているなら、国士舘大学はその熱意と探求心に全力で応えてくれます。皆さんと一緒に、電気の未来を学べる日を楽しみにしています。

掲載情報は、2025年のものです。